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中等部の国語

試験時間45分 満点100点。

これまで漢字の書き取り以外はすべて用語記入、選択記号式となっていましたが、最近、少し変化が表れてきました。
中等部は算数のときにもお話しましたが、受験生が多かったので、なるべく大人数で一気に採点できる出題形式になっていました。したがって採点官によって差がでないように、客観的な答え以外は書かせなかったのです。
全体の傾向としてそれは変わりません。これは解答用紙を見てみるとよくわかります。

左側に記号式、右側に漢字と一部記述の問題の解答欄となっています。

まず左側は一気に採点してしまい、右側は担当教官をしぼって採点する、というようなやり方になっていると思われます。

多少、受験人員が減少してきましたので、その余裕が出たのかなと想像しています。ですから、川柳を書かせてみたり、記述で答えを書かせてみたり、という問題が出てくるようになったのでしょう。ただ、解答用紙が飛んでいますので、答えを書く欄については注意が必要です。

さて内容ですが、文章読解については物語文と説明文2題というパターンが多いのですが、年度によっては一問のみで後はすべて知識問題になるときもあります。中等部は知識に関する出題が多く、語彙や漢字の読み、書き、あるいは同音、同訓異字などが出題されます。これは、読解問題を選択肢で作る場合、どうしても形が決まってくるし、子どもたちの力をある方向からしか見れないという欠点があるので、語彙や文芸・演劇に対する造詣などについても尋ねられるような問題をつくろうという工夫が見られます。他校では少ない文学史や俳句、短歌の問題も出題されるので対策が必要です。

選択肢については、やはり明確に根拠を文章中に求めていく練習をしましょう。非常に紛らわしい選択肢を配していますから、「本文には書いてない」などの論拠をしっかり見つけていく必要があります。

中等部の漢字の書き取りは他の2校に比べて難しく、現在の中学受験生に求めるレベルとしてはなかなか高いでしょう。例えば十干十二支などという問題が出ていますので、充分練習を積んでください。また、漢字の読み、書きはもちろんのこと、部首、ことわざ、慣用句などの幅広い知識が必要ですし、日本語化した外来語についても、過去に出題がありました。中等部の過去問については10年以上さかのぼっても参考になるでしょう。


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中等部の算数

試験時間45分 満点は100点。 出題は7題~9題。小問数20問程度の出題です。

中等部は受験人員が多いため、機械的に採点できるように解答形式が独特になっています。例えば3分の1という分数も分母ア 分子イとしてア イの数字で答えることになっているので、答えが出た後、その形式に合わせて解答用紙に記入することが求められます。これがミスを起こしやすい部分があるので、練習しておいた方が良いでしょう。

途中経過は一切関係ありません。したがって部分点採点は一切ありませんので、ていねいに解答する必要があります。

計算問題は例年2題。小問20問程度で45分ですから1問あたり2分から3分。かなり忙しい試験と言えます。

問題は全体的に平易。基本的な出題が多くなっていますが、近年6番前後から多少問題の難度を上げて、上位者の中でも差がつくように工夫しています。前半が平易な問題である分、ここでミスをするとなかなか厳しい。やさしい問題だからといって油断せず、確実に正答を出すことが求められています。

頻出する範囲としては比と割合、規則性、数の性質、グラフ、速さ、図形、場合の数。出題範囲に偏りはなく、幅広く出題されています。短時間で確実に得点を積み重ねる力が必要でしょう。

男子御三家の出題と対局にあり、問題数を多くして差が開くように工夫しています。したがって問題は平易であるが、計算は比較的面倒で、それなりに計算力は必要です。

過去問を練習するとともに、スピーディーに正確に解くという練習をしていきましょう。ただ、いたずらにあわててしまうとミスが多くなります。中等部は小さなミスが大きな差につながりやすいので、とにかくていねいに解き上げる練習を地道に続けてください。


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全部書くのも悪い方法ではない





普通部の社会

試験時間は30分。100点満点。解答用紙は変形A3版。幅はほぼA4の縦と同じ。解答を書く欄によって長さは毎年、いろいろですが、解答を書く場所は50個以上ありますから、結構忙しい問題でしょう。

大問は5~6題。例年地理と歴史で大問2題ずつ。残りが公民と現代社会という割合で、やはり地理と歴史の比重が高い出題といえます。

地理に関しては地図に関する主題が比較的多く、また各校で最近減少しているある地方に集中した問題も出題されます。特に旅行と絡めて鉄道がらみの問題や、高速道路がらみの問題も出題されています。元から、基本問題、やや細かい知識問題が出題されてきているので、知識は多いほど良く、やはり暗記の中身が問われます。

解答形式は選択式、単語解答がほとんどです。記述は1~2題程度で、それほど長くはないので、用語解答と大きく変わりはありません。

歴史の特徴として、やはり江戸幕末から明治にかけて、慶應創立のころの問題が比較的出題されやすく、この時期を集中して勉強しておくと良いでしょう。

それともうひとつ気をつけなければいけないのが「塾では絶対に習わない」と思われる問題です。出題されて驚くことが多いかもしれませんが、これも過去問でチェックをしておきましょう。もちろん、全部できるわけはないでしょうが、しかし、いろいろ考えてみると案外日常生活で知っていることを利用すれば解けることも多いのです。

大事なことは慌てないこと。まずはじっくり問題文を読んでみてください。


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氷に関する問題


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勉強はさせやすくなったが





普通部の理科

普通部の理科の特徴はなんといっても生物関係の出題でしょう。

普通部の理科教育においてフィールドワークが重要視されていることから、これに関する出題が多くなっています。科学はある意味、観察と実験がそのスタートとなるわけで、そこがしっかりしていないと本当にいろいろなことに気づくことができない。ただ、答えはこうなる、ということだけを知っていることが学問にとって必要かと言えばそうでもない。

だから普通部ではカイコなどの動物を飼わせてみたり、フィールドノートをつけさせたりするのです。実際に入学して、何とレポートの多いことか、と思われるかもしれません。実験があれば常にレポート。そしてフィールドノートの提出もかなりの頻度で求められます。

これは子どもたちにとってある種、苦痛な部分があるでしょうが、しかし、これが普通部の教育だ、ということなのでおいそれと変わることはありません。したがってそれなりにそういう問題が出るのだ、という前提で対策を組み立てていきます。

これ以外にも天体や地学範囲の問題が多くなっています。逆に力や水溶液など受験校に頻出する計算問題は、それほど多くはありません。

大きなテーマとなっているのはやはり観察。日常生活の中でもよく見ているかが問われているともいえるのです。例えば野菜を切ったときの断面、実のなり方など身近な野菜や果物を観察したことがあるかどうかを問われたりしていますので、十分注意が必要でしょう。

過去問がある程度終わったら、他校の生物の問題だけを電話帳から取り出して、勉強していきながら生物の知識を増やしていくと良いでしょう。


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方程式を教えてはいけないのか?





普通部の国語

試験時間40分で、大問3問が例年の形でしょう。読解大問2題。知識1題。知識はほぼ漢字の書き取りに限られるといっても良いかもしれません。文章の長さによっては3題目の問題を用意する場合があります。

2016年の問題は、詩が出題されたために、読解問題が3題になりましたが、一般には読解は物語文1題。説明文1題、という形になります。多くの学校で物語的要素の文章と論説文的要素の文章が2題出題される傾向にあり、普通部もそのパターンになります。

小問は10題程度。20字~50字程度の記述問題が数問含まれますが、中心は選択問題、書き抜き。

記述は決して長くはないので、ポイントを押さえ、端的に答える工夫が必要です。

また選択問題は、選択肢について紛らわしいものがかなりあり、本文の内容と照らし合わせて根拠を見つけることが必要でしょう。

漢字の書き取りの難度はそれほど細かな出題ではありません。多くの塾の漢字テキストで「頻出範囲」の問題だと言ってもいいと思います。

全体として答えの形が決まっている問題、つまり適語選択や選択肢、書き抜きが多いため、取り組みやすい問題と言えるでしょう。


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ここからが腕の見せ所


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組み分けがないのだから


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過去問を早くスタートすべき理由





普通部の算数

試験時間は40分。 大問8~9題程度。解答用紙は記述式で、普通のA3版よりもやや長い解答用紙が用意されています。

1問の解答欄の幅は13.5㎝程度。
高さは問題によって異なりますがだいたい6㎝から7㎝。
解答を書く欄は指定されていますので、その上の空白部分に式や計算を書きこむことになります。

40分で8題とする1問5分。したがって1問15分程度の男子御三家レベルの問題に比べると3分の1ですから、問題の難度はそれほど難しくはありません。
逆に8題から9題ということは、ほぼ各テーマが万遍なく出されるということなので、不得意な範囲をつくらないということがまず大事なポイントでしょう。

40分という試験時間の中で合格点は7割近くと推察されることから、確実に得点する能力が求められます。解答用紙の指示としては

1 答えは解答用紙の答えのらんに書きなさい。
2 解答用紙に、途中の計算式などを必ず書きなさい。

となっているので、単純に答えだけがあっていれば良いという問題ではないでしょう。

出題分野としては、計算問題、比と割合、速さ、場合の数、規則性、数の性質、平面図形、立体図形の分野から出題されています。

また他の慶應諸学校と違い、コンパス、定規、分度器の持ち込みが必要です。

基本的には作図の問題が出るわけですが、別に立体や平面図形の作図とは限らない。近年増えているのはグラフの作図です。ですから、定規を使ってグラフを書く練習も必要でしょう。

まずは各分野の基本をしっかりさせることです。男子御三家のような問題ではないが、どの分野でも対応できるようにすることが必要。

そして何より重要なのがていねいさでしょう。ミスをすると差をつけられてしまいます。丁寧に確実に得点をしていく技量が求められるから、日ごろから式や計算をノートにていねいに書くように心がけてください。


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塾は営業を自粛しないので


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本を読むようになった子


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慶應湘南の入学式は5月9日(土)

首都圏で感染が進んでいるため、東京、神奈川の学校はゴールデンウィーク明けまで休校を続けるところが多くなりました。

慶應湘南は、新学期の開講を5月7日、入学式は5月9日にすることにしました。

多くの私学は、概ねゴールデンウィーク明けまで休校することになるでしょう。基本的に学校は、各都道府県の教育委員会の要請に従うことになっており、足並みは揃います。

問題は、しかし、その後でしょうか。

実際に無症状、もしくは軽症者がホテルないし自宅療養ということになると、さらにこれから検査数が増えてくるでしょうから、あと1ヶ月後に感染の収束が見えるのか、なかなか厳しい状況であることは事実でしょう。

せっかく入学式を楽しみにしていた新一年生は残念ですが、何とかゴールデンウィーク明けまでには学校に通学できるようになると良いですが。


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月食に関する問題


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模擬試験


6年生の教室から
学校別バインダーとは





配点と適性

普通部、中等部、湘南と3校とも4教科入試ですが、配点が違います。

普通部は算数、国語40分、理科、社会30分で各教科100点満点の400点満点。
中等部と湘南は算数、国語45分、理科、社会25分で算数と国語が100点、理科と社会が50点の300点満点。

ですから、中等部と湘南の理科社会は問題が多いわりにはひとつの点数の配点が低い。したがって算数と国語で差が出てしまうと、理科、社会では追いつけないところがあるわけですが、普通部は算数と国語でついた差を理科、社会で取り返すことができる可能性があります。

したがって4教科のバランスが良い子は普通部に適性があり、算数や国語がぬきんでてできている子は中等部、湘南に適性があるといえます。

なるべく教科のバランスはとれていた方が良いのですが、しかし、実際には子どもによって特徴が出てくる場合もあrます。その場合、やはりその傾向にしたがっていくのは悪い選択とは言えない。

男子は3校狙いが厳しい状況にあるので、科目適性を考えて学校を選ぶ、という手もあるでしょう。


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自分だけの学校別特訓を始める


6年生の教室から
解説をじっくり読む





国語の手を抜かない

6年生のこの時期は、どうしても算数や理科が難しくなるので、そちらの方に力を入れるあまり、国語の読解の練習が不足することがあります。

実際に組み分け試験だと、国語はやってもやらなくてもそう変わらない。だから、漢字だけやってあとは他の教科を対策する、ということになりがちですが、しかし、入試ではやはり国語の読解力がものをいう場面が多いのです。

読解という面で考えれば、すべての教科の問題文は当然読んでしっかり理解できなければいけないわけだから、やはりコツコツと積み重ねる必要がある。

この時期はやる日と時間を決めて、必ず読解の練習するように心がけてください。

そして、しっかり時間をかけて全部答えを書く。空欄を残してしまうと、それだけ考えたことにならない。とにかく粘って答えを書くようにしてください。


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折り合い


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
急ぐ子


6年生の教室から
具体的な目標を決めて達成する





大学の授業スタートは4月30日

新型コロナウィルスの感染拡大にともない、東京都は各大学への学事の後ろ倒しを要請していましたが、慶應義塾大学は
ガイダンス期間:4月13日(月)~4月28日(火)
授業開始日  :4月30日(木)
春学期末試験期間:7月23日(木)から8月1日(土)
という日程を発表しました。

また大学入学式は9月入学式と同時に行う方向で検討を進めています。諸学校については、またそれぞれ変更がありうると思います。現在も自粛状況が続いているため、改めて決定される公算が大きくなりました。


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発芽に関する問題


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受験準備は不要不急ではないが


5年生の教室から
「式を書く」については具体的な姿を見せる