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補欠はつらいよ

今年も慶應普通部では70名の補欠が発表されました。

慶應湘南では繰上り状況が学校から発表されていますが、普通部からは特に発表がありません。

で、きっと70名も繰り上がることはたぶんないのです。

過去一度だけ、かなり繰り上がったことがあるので、こういうことになっているのですが、しかし、あまり番号が良くないと「これは無理だな」と思うでしょう。

思うのだけれど、やはり待ちたくなる。他の学校の制服を作る時期もあるのでなんですが、なかなか思い切れないものです。

あと数点、ということなので「おみやげ」と言われることもあるのですが、もう少し絞っても良いのではないだろうか、とつい思ってしまいます。

生物に関する問題

慶應普通部の問題です。

ヘビはワニと同じ仲間の動物です0普通部周辺に見られるヘビにアオダイショウがいます。アオダイショウは本州において最大級の大きさのヘビです。子どものアオダイショウの模様や頭の形はマムシに似ています。このように、姿が他の生き物や物に似ていることを擬態といいます。

1.アオダイショウの仲間を次の(ア)~(オ)から1つ選び、記号で答えなさい。

 (ア)イモリ   (イ)ウナギ  (ウ)コウモリ  (エ)ミミズ   (オ)ヤモリ

2.アオダイショウは、緑の多い公園や農地など人里周辺でよく見られます。アオダイショウが人里近くで 見られる理由を答えなさい。

3.子どものアオダイショウはマムシに擬態することで身を守っています。なぜ身を守れるのか答えなさい。

4.次の①~③の動物は、何に擬態しているのか答えなさい。
① ナナフシ  ②2回脱皮したアゲハチョウの幼虫 ③ トラカミキリ

5.次の文章中の(A)と(B)には骨の名前を、(C)には内臓の名前を書きなさい。また、(D)にあてはまる場所を下の(カ)~(コ)から1つ選び、記号で答えなさい。

 ヘビの骨格はヒトとちがい、頭の骨以外には(A)と(B)しかなく、手足の骨はありません。
 また内臓も、2つある(C)の1つが退化して小さくなっています。ヘビがこのような体のつくりになったのは(D)にすんでいたからだと考えられています。
 (カ)空気抵抗が少ない高地   (キ)やわらかい落ち葉や士の中 (ク)つるつるした木の幹の穴の中 (ケ)砂ぱくの砂の上 (コ)氷河のすき間

6.アオダイショウは脱皮して大きくなります0次の(サ)~(ソ)の動物のうち、脱皮するものをすべて選び、記号で答えなさい。
(サ)アメリカザリガニ (シ)イシダイ (ス)ウシガエル (セ)エンマコオロギ (ソ)オカダンゴムシ

7.アオダイショウの脱皮したぬけがらを見ると背中のうろこより腹のうろこが大きいことがわかります。この特徴は、アオダイショウが進むとき、どのように役立つか説明しなさい。

【解説と解答】
1. 爬虫類ですからヤモリ。
(答え)オ
2. 人里にいれば、天敵が少なく、エサが多くなります。
(答え)天敵が少なく、エサが多いから。
3.マムシには毒があるので、他の生物が逃げます。
(答え)毒ヘビだと思わせられるから。
4.ナナフシは木の枝に似せます。アゲハの幼虫は鳥のふん、トラカミキリはスズメバチに似せます。腹が黄色く、横に太い黒い縞をつけます。
(答え)① 木の枝 ② 鳥のふん ③ スズメバチ
5.ヘビは背骨とろっ骨があるだけです。肺が2つありますが、これはやわらかい落ち葉や土の中に生息するためです。
(答え)A 背骨 B ろっ骨 C 肺 D キ
6.しないのはイシダイだけです。
(答え)サスセソ
7.地面をとらえて前に進むためです。
(答え)腹のうろこが大きいと地面にひっかかりやすい。

立体に関する問題

下の図のように,円柱Aから円柱Bをくり抜き,円柱Bと立体Cの2つに分けました。このとき,円柱Bと立体Cの体積の比は1:15となりました。

(1)円柱Aの底面と円柱Bの底面の半径の比を最も簡単な整数の比で求めなさい。
(2)円柱Bと立体Cの底面積の差と円柱Bと立体Cの側面積の差が等しいとき,円柱Bの底面の半径と高さの比を最も簡単な整数の比で求めなさい。ただし,底面積は1つの底面の面積とし,立体Cの側面積は外側と内側の両方の面積の和とします。

【解説と解答】

(1)体積比が1:15ですから、円柱Aと円柱Bの体積比は16:1になるので、高さが同じですから、半径の比は4:1です。
(答え)4:1
(2)円柱Bの半径を1cmとすると円柱Bの側面積は
1×2×3.14×高さ
立体Cの側面積は
1×2×3.14×高さ+4×2×3.14×高さ
したがって差は
4×2×3.14×高さとなり、それが(15-1)×3.14に等しいから、
高さは7/4となるので、半径:高さ=4:7
(答え)4:7