普通部」カテゴリーアーカイブ

平面図形の問題

2023年慶應普通部の出題です。

下の図は四角形ABHG、BCDH、DEFHは長方形で、三角形FGHは直角三角形です。AD=BEのとき、( あ )の角度を求めなさい。

【解説と解答】

長方形ACDGについてADと同じ対角線をCGし、長方形BCEFについて対角線BEと同じ対角線をCFとします。
CG=CFから三角形CGFは二等辺三角形になり、角DFHが49°、角BFCが16°になるので、角CGFも65°だから、角CGDは65-41=24°
角GDAも24°だから(あ)は16+24+90=130
(答え)130°

慶應義塾普通部 出願数

2023年度の慶應普通部の出願数は587名という情報が来ました。

慶應普通部

年度 応募者数
2023年 587名
2022年 619名
2021年 603名
2020年 634名
2019年 614名
2018年 615名
2017年 566名
2016年 604名
2015年 537名
2014年 596名

ほぼ例年並という数字になったようです。定員180名ですと、競争率は3.12倍になります。およそ3倍ということで、例年よりは若干緩和されましたが、僅差の勝負であることには変わりがないでしょう。

健康観察票

慶應義塾普通部では、入試当日、健康観察票の提出があります。

当日の朝、体温を測り、記入して、緊急の場合の保護者の連絡先も必要となります。

当日の朝の体温ですから、事前に集めることはできませんから、こういう仕組みになっていますが、ちょっと忘れがちになるので注意してください。

用紙は慶應義塾普通部のホームページにあります。

着脱可能な服装を工夫する

コロナ対策で換気の問題があります。

当日、窓が開いている、ということはあり得ませんでしたが、試験中に換気を行うため、ある程度窓が開いています。

当然暖房はいれていますが、寒いでしょう。

したがって、防寒の対策を進めていますが、ただし、普通部では試験中、防止、マフラーや手袋の着用はできないことになっています。

防寒の方法として一番良いのは重ね着です。

なるべく着脱の簡単な、軽い衣服をいくつか重ね着して準備してください。

ただし、普通部は午後に体育実技試験があるので、それにも対応できるように心かげてください。

試験中に寒い状況にならないように、今から着る物について準備を進めた方が良いでしょう。湘南と中等部は面接と体育実技が二次試験ですので、一次試験は筆記のことだけ考えて準備を進めましょう。

スケッチの練習

普通部の生物では、スケッチを描かせる問題が割と良く出ます。

花の絵だったり、昆虫の触角だったり、動物の模様だったり、まあ、いろいろですが、なかなかこれは予想がつかない。

なので、図鑑を見て実際の植物や動物の写真を見ておくのは大事なのですが、さらにそれを写す、というのをたまにやっておいた方が良いのです。

実際に描く、と言っても練習をしておかないとなかなかうまくいかない。普通部がこのような問題を出題するのは、入学後フィールドノートをやらせるので、そういう力量を試す狙いがあるからですが、それと同時に入試に出すことによって、そういう練習をしてもらいたい、と考えているからです。

こういう問題は他校ではなかなか出ませんから、やはり特別に対策をしないといけない。と言って、子どもたちにあまり馴染みのない生物が出ることもあまりないので、日々少しずつ練習をしておきましょう。