中等部男子の一次合格者数

以前、中等部男子の一次合格者数は500名程度でした。

しかし、受験者数が減少したころから、一次試験の合格者数も減少し、450名程度となり、ここ2年は350名程度ということになっています。

つまりはやはり二次試験の加点があるにしても、二次試験の合格者数を考えればある程度絞って、じっくり面接で話を聞いた方が良い、ということになったのでしょう。

今年は実受験者数が742名でしたから、359名の合格者で2倍の倍率。だいたい1次試験は2倍程度の倍率になっていると言えます。ただこの一次合格者のうち、2次試験に進んだのは今年262名(昨年317名)とかなり減少しています。となると、2次試験の倍率が今度は下がることになるので、一次をあまり絞りすぎてもいけないかもしれない。

来年、一次の受験者数がどうなるかによって、また変わってくるだろうと思いますが、来年はもう少し一次試験の合格者が増えるといい、と思っているのですが。

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暗算のワナ
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孟母三遷
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生き物を飼う

今年の普通部、理科生物のテーマはトンボでした。

アカトンボ、オニヤンマ、ギンヤンマ、イトトンボ。大きさや幼虫など、例によってなかなか細かい出題があったのですが、その中で飼い方についての設問がありました。

昨年は緑のカーテンの出題があったので、ゴーヤを育ててその観察日記みたいな記事を本サイトでも掲載したのですが、生物を飼う、という経験は子どもたちにとって大事なことだと思うのです。

で、ベットというと犬とか猫になりがちですが、虫でもいいし、植物でもいいので、今年1年飼ってみてください。

それが、入試に出るかどうかは別にして、普通部での勉強には役立つと思います。息子のときは、カイコやコオロギを飼いました。これは課題になっていたようですが、家族にとってもなかなか貴重で楽しい経験でした。確かに勉強は図鑑やテキストでやるわけですが、実際の体験は子どもたちの学習にさらにプラスになります。

できれば昆虫を1つ、植物を1つ、今年のテーマにしてみてください。何を選ぶから始まって、その飼い方やえさ、あるいは肥料など調べることは結構あるでしょう。それを調べることによって、興味がわけば生物の勉強に対する意欲もまた違ってきます。

細かいことを覚えなければいけない、ということが先に立つとどうしても生物の勉強はつらくなります。ただ、こういう経験を積むことで関心が深まれば、もっと知りたい、ということになって知識を覚えることにも積極的になれると思うので、ぜひご家族みんなで楽しんでみてください。

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追跡調査
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放任型と安心メール
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早く解けなくていい

慶應の算数は1問1問はそれほど難しくはないが、しかしある程度問題数はあるので、時間内に解き上げる、というのは多少厄介です。

したがって解くスピードをあげたい、と思われるかもしれませんが、それは意識しない方が良いと思います。子どもを急がせて、ろくなことはない、のです。

急いで解けば、問題文の条件は読み飛ばすし、計算間違いはしでかすし、得点としてはゆっくりやった方が伸びる。大事なのは、速く解くことではなく、正確に解くことなのです。

だから、今のうちから式や計算をきちんと書きながら、確認して解いていく練習をしてほしいと思うのです。しかし、この時期はそんな注意は右の耳から入ったら、左の耳からぬけてしまう。

相変わらず、どこに式を書いたか、計算がどこか、わからないというような答案になっているかもしれません。でもそうなっている理由は実は「急いでいるから」なのです。

つまり急いで解かなければ、式は書けるのです。急いで解くから、式を書くのが面倒になるだけ。ですから、組み分けや月例テストの点数は気になるだろうが、決して「急がせてはいけません。

例えば3割の問題に手を付けなくとも、正解率が100%なら70点はとれるのです。むしろそういう資質を持つ子、すなわち正解率が高い子が合格しやすい。急いでミスが多い子は、成績が伸びにくい。今のうちにしっかり練習しておきましょう。

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長い文章を読み慣れる
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旅行
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前句付

ここ数年、中等部の国語では自分の作品を披露する機会が増えています。

2011年は卒業という季語を使って俳句を作る問題。2010年は大試験という季語を使って同じく俳句を作る問題。

今年は前句付。最初に十四字のお題が出ます。そのお題のことばを使わずに、それに続くように五七五の対句を作るというもので、問題文中くわしくきまりが説明されていました。

でお題は

「喜びにけり喜びにけり」

まあ、試験中ですから、合格することに連想が行きやすいですが、いろいろな子どもたちの発想が披露されたことでしょう。

もちろんきまりが決まっていますので、それに即して書けば良い、ということなのですが、今まで記号ばかり、といわれていた中等部の国語も多少雰囲気が変わってきました。

ちなみに解答欄は記号式の解答は左側に集められ、自由に書く漢字や今回の対句は右側に集められています。とはいえ、やはり受験者が多い分、右側の問題ばかりにはならないのですが。

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第73回 答え合わせ
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プリントを我が子用に編集してしまう
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早めに過去問との相性を試す

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慶應といっても3校の入試傾向はそれぞれ違います。したがって、どこに相性がいいのか、というのはやはり子どもによってそれぞれです。ですから。実際にまだ解ききれない面はあるとは思いますが、それでも過去問を見ておくことは大事です。

今はまだ塾のカリキュラムが続いているし、志望校の問題をやるチャンスはなかなかないでしょう。しかし、やはり何が出るのかということを知って勉強する方が、力の入れどころがはっきりします。

例えば算数について、普通部や中等部は比較的問題数が多い学校です。だからといって、一問一問はそれなりに多少のひねりがあるので、やはりミスが出やすい。ある程度スピーディーに丁寧に解くことが求められます。試験のときだけうまくやろうといっても、なかなかできないので、日頃の勉強からそれを取り入れていかないといけません。それは日頃から先生やお父さん、お母さんから言われていることではあるものの、やはり過去問がこうだから、ということで本人が実感するものです。

ですから、この春休みまでに一度、過去の問題を解く機会を作ってください。そしてこれからの勉強法のついて、具体的にどうしていくべきか、お子さんと話をしてみると良いと思います。

どうしても塾中心に勉強している子どもたちが多いのですが、こういう工夫もしていきたい、というアイデアが出てくればそれは勉強に対する姿勢が能動的にかわっていくきっかけになると思います。

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成績表ばかりを見ない
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下の子
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慶應湘南中等部 2013年結果

3月1日例年通り、結果が発表されました。

幼稚舎からの進学者 6名を加えると本学年は162名になります。

最初の合格者の数がやや少なかったので、補欠打電数は一般、帰国合わせて38名になりました。

昨年は二次合格者 一般147名 帰国40名 今年は二次合格者 一般134名 帰国46名

補欠打電数は昨年が一般13名 帰国5名 一般 31名  帰国 7名

最終入学許可数が 昨年 一般160名 帰国 45名に対して今年 一般 165名 帰国53名

ですから最終入学許可数も今年がやや多かったということでしょう。補欠同点の生徒の数が今年は多く、それで最初の数が絞られたようです。

今年の学年も女の子が多い結果となりました。

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天気図の問題
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誰も悪くはない
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普通部のカバン

普通部に入ると、カバンが指定されています。

このカバン、良くできてるなあと思うのです。まず、結構大きい。

だいたい普通部の子どもたちのかばんは中1のころはパンパンになっていることが多い。真面目に本を家に持って帰ったり、お弁当が入っていたりするからなのですが、小さい子だと明らかにかばんの方が幅が大きいのではないかと思われるくらいにふくれます。でも、丈夫。

中学生の扱いというのはもちろん、粗雑ですが、それに耐えうる強度を備えている。

かつ今流行のスリーウェイであって、リュックにもショルダーにもなります。子どもたちは思い思いの持ち方をしているが、パンパンな子はリュックにしていることが多い。やはりそれだけ重いのでしょう。

黒の詰襟と長年の伝統の制服に身を包んでいる彼らですが、なぜかカバンはちょっとモダンなのです。

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公立一貫校と私立の準備を並行させるには?
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やりたくないことをやる力
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通学時間

慶應湘南は、都心部からはかなり遠いので、生徒の平均通学時間はやはり長くなっています。

2011年度の調査では、平均通学時間は1時間20分。

中等部では1時間半以上の生徒が12.8%。1時間以上かかる生徒がほぼ70%。逆に30分以下というのは1%しかいません。

実際に湘南台に住んでいても、駅からバスの時間を考えると、結構かかるので、まあ、このくらいになるのは仕方のないことかもしれません。

で、中高合計で1220名中、一番多いのは東京都世田谷区。次が藤沢市。横浜市青葉区と川崎市宮前区、と続きます。世田谷区も広いから何ですが、小田急沿線だったとしても結構かかるだろうなあ、とは思います。

結構遠い子も見受けられます。さいたま市とか市川市、上尾市というのもあるから、いったいどのくらいかかんだろうか、とふと思ってしまいます。

だから、通学時間が合否に大きく影響しているとは考えにくいでしょう。

ただ、やはり学校生活を考えると、近いに越したことはない。志望する場合はその後の生活のこともしっかり考えてあげてください。

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数の性質の問題
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無理にクラスを上がる必要はない
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400点満点

普通部は4教科の配点が、各100点の400点満点。
湘南、中等部は算国が100点、理科社会が50点の300点満点。

やはり傾斜配点になると、算数で決まりやすくなります。理科社会は半分しか点数がないし、問題数も多いから1問が1点きざみ、という年が多いのですが、しかし、算数はそんなに問題があるわけではないので、1問の配点が5点とか10点になります。

算数1問できないと、社会10問ぐらいになってしまうので、やはり算数ができるのが有利になります。

しかし、各教科均等配点だと、やはり4教科のバランスが良くないといけない。普通部はまさにその典型だろうと思います。調べてみると、案外均等配点というところは少ない。算国の傾斜配点が多いのです。だから、そういう学校はやはり算数が物を言うところがあるわけですが、均等配点になると算数ができても、理科、社会ができないと合格できない、という面があります。

しかし、4教科のバランスをとる、というのはなかなか難しい。

というのも、やはり子どもたちには好き嫌いがあります。理数系が好きな子は、国語は面倒だと思うし、国語が好きな子が算数が好きにはなかなかならない。

そこで塾としては、なるべく毎週均等にやらせる、ということを考えがちなのですが、しかし、このやり方はさらに子どもの好き嫌いを増幅してしまう可能性があります。

子どもは、できれば好きになります。得意だと思うと、がんばる。国語が好きな子は、国語の成績が良い子であることが多い。その分、算数ができないから、国語にさらに傾斜してしまう。

だからその分、どこかで一点突破しないといけないのです。しかし、均等に時間が配分されると、なかなか1科目に時間をかけられない。だから、その子の点数の傾向はなかなか変わらない、ということになるのです。

普通部を受験する場合、やはり4教科のバランスが良くないと合格しにくい面があります。だから、今のうちに不得意だと思う教科は時間をかける必要がある。特に算数と国語については、そのどちらかが不得意、というケースが多いので、多少時間配分を考えて一点突破をはかってください。

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勉強しない理由
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何かを変える
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