もし旅行に行くならば

お盆休み中、旅行に出かけるご家庭もあるでしょう。

もし、できるならば、出かける先の地図を子どもたちに見せてあげてください。これから走る道路はどう通っているのか。乗っている電車はどこを通っているのか。

「そろそろ~が見えるころだ」

ぐらい言ってもらえるようになると、なかなか楽しい経験になるでしょう。

地図の問題は慶應は良く出るが、子どもたちの日常生活はそう動くわけではないので、地図を使う場面はあまりないでしょう。

せっかく普段と違うところに行くのであれば、そこがどういう場所なのか、地図で調べてみるといいと思うのです。

経度はどのくらい、緯度はどのくらい。西にずーっといくとどこに行けるのか?そんな話も車中でしてみると楽しくなるのではないでしょうか?

国土地理院の地図は、もちろん買い求めることもできますが、WEBでご覧になることもできます。

国土地理院地図閲覧サービストップページ

タブレットで接続ができれば、車内でも見ることができるので、上手に利用してください。

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週例テストと月例テスト
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

国語の過去問の添削
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算数ができないと不利?

中学入試では算数が合否を決める、というとこは確かにあります。

理科や社会は子どもたちの知識が豊富になってくるにつれて、だんだん差が縮まってくる。例えば100点満点でできる子が80点だけれど、平均も65点ぐらいはあったりするので、あまり大きな差がつかない。しかし、算数は満点もありうるし、ミスをして相当悪い点数になることもある。差がつきやすい教科なのです。だから、算数ができないと不利、とはよく言われます。

それはその通りなんだけれども、しかし、それをカバーする科目が存在するのであれば、それはそれでもかまわないだろうと思うのです。

ある男の子は、算数ができないわけではないがミスが目立つ。しかも本人はもとより算数が得意と思っていない。しかし、文系の力はかなりあったのです。だから社会は細かいことも覚えていたし、国語の読解力もあった。国語の過去問はかなり高得点でした。だから中等部のような算国100点、理社50点の試験でも合格できました。つまりは、総合点がとれればいいわけで、算数が今一つであったとしても他の教科がそれなりにその失点をカバーできるのであれば、あせる必要はないのです。

もちろん算数が得意であることに越したことはない。しかし、算数をやらせると途端に能率が落ちる子は確かにいます。そういう場合はまずとにかく、社会でも国語でも理科でもいくところまで行ってしまう。つまり、ある程度完成させてしまう。そこである程度、算数の失点をカバーできるようにしておいて、あとは少しずつ算数に取り組む、という方法もあり得ます。

山を登る道はいくらでもあるので、その子の状況に合わせて、道筋を考えてあげてください。最後、総点が合格点を超えれば良いのですから。

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過去問をやったら、振り返ってノートにメモを。
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お盆休みは体を休めることも忘れずに
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親の準備

慶應は中等部と湘南は二次試験があるし、そこで親の面接もあります。

また出願書類をシンプル化する学校が多い中で、志望理由や自己紹介、活動報告書など用意する書類が多くなります。

9月冒頭に各校の出願書類が販売されますので、早めに買い求めて、内容を確認してください。

特に今年は湘南が二次試験の日程を短縮化したので、その内容も変わる可能性があります。

詳しい内容はまたわかり次第、記事にしたいと思いますが、いずれにしても親の準備が他校に比べれば必要な学校です。

例えば二次試験の親の面接日は決まっているので、その日は当然、空けておいてください、という話しでもあるのです。湘南の場合は、特に両親がそろわなくても構わないとこれまでいってきていますが、中等部の場合は「できる限りご両親でお越しください。」と言っているので、やはりそろって出かけられるのであれば、その方が良いわけです。

ということなので、そろそろ親の準備も始まります。子どもたちもがんばっているでしょうから、お父さん、お母さんの準備もしっかりと進めてください。

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第95回 深夜のスマホ
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ひっかけ問題
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通学時間

慶應湘南の通学時間は他校に比べて長くなっていて、平均は1時間半。

もともと、湘南台や辻堂からのバス便なので、そこから学校まで下手をすると30分近くかかってしまいます。したがって、湘南台まで1時間で行けたとしても、通学時間が1時間半近くになる可能性は高い。

しかし、湘南は普通部、中等部同様に部活がなかなか活発で、インターハイに弓術部が出たり、男子高校テニス部が関東大会に出たり、ということで練習時間もそこそことられます。

せっかくあれだけのキャンパスと施設があるわけだから、それをやはり思う存分使ってほしいと思うし、部活も積極的に参加してほしい、となると、やはり通学時間は考えておかないといけない問題です。

基本的に入試では、遠いからといってそれだけで落ちるということは考えにくいが、しかし、やはり学校としてはなるべく近くから通ってほしいと思っているのは間違いないところ。

志望する場合は、この通学時間はぜひ考慮に入れてください。理想を言えば湘南台まで40分以内、というのが良いなと思うのですが。

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今の課題は何か
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自分から勉強しない子
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福翁自伝を夏休みに読む

夏に課題図書がある学校もあるかもしれませんが、慶應を受験するなら、子どもたちにはぜひ夏休みに福翁自伝を読んでほしいと思うのです。

福澤諭吉が書いたものは「学問のすすめ」などいろいろありますが、ほとんど文語体なので小学生にはなかなか難しい。

しかし福翁自伝は口語体で書かれているし、江戸末期から明治中頃までの歴史も一緒に学ぶことができます。

全部精読できずとも、英学発心、始めてアメリカに渡るなどは以前、入試にも出たところなので、読んでおくと良いでしょう。

かばんの中に入れておいて、ちょくちょく目を通しておくのも良い方法です。幼稚舎や横浜初等部の入試だと親が読んでいろいろ書かなければいけないが、もう中学生になるのだから、本人が読んでおくと良いでしょう。また、入学後に読む機会が出てくるでしょうが。

こんな学校に入るんだ、という意識があると多少なりとも勉強の励みになるかもしれません。もちろん、お父さん、お母さんが読み直されてもいいかもしれません。

福翁自伝 (講談社学術文庫)

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電気に関する問題
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子どもの勉強時間は限られるから
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計算力は速さよりも正確さ

慶應は普通部も中等部も算数は問題の数が多い。それに計算問題も出ているので、計算力がしっかりしている必要があります。

では、計算力とは具体的に何なのか、と言えば「正確に答えが出せる力」です。もちろんスピードもある程度は必要だが、だからといってミスばかりでは仕方がない。

子どもたちはだんだん計算力がついてくると暗算を始めます。例えば2ケタ×2ケタぐらいのかけ算は簡単に暗算してしまう子もいる。

しかし、その暗算が正しいとは限らない。頭にぱっと思いついた数字が合っていると思ってしまう。ところが、どっこい答えを書くときに間違えてしまったりするのです。

つまり、計算力とは暗算で早く出せることが良いのではない。正確に出せることが第一義です。だから、子どもが計算している姿を良く観察してください。

観察していると、なぜ間違うのかわかります。

例えば、途中で答えがわかってきたから、もうたての計算の途中を書いていない。つまりすっ飛ばした。ところがすっ飛ばせば、もはやそれを確認するすべはありません。

よく子どもたちに「やった計算はその場で見直せ」と言います。しかしすっ飛ばせば、見直すものがないのだから、確認の仕様がない。

こういうことで、子どもたちはミスをし、そして大事な点数を失うのです。

計算練習をするときに、速さを考えるとぼろぼろになります。だから絶対に正確さを第一義にする。そして「確認する方法」をマスターしてください。この確認できる力が案外、後から役に立ちます。

入試のときだけやろうと思ってもうまくいかない。日頃の計算練習からしっかり確認しながら進んでください。

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数字に対する勘
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もう、やだ!
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読み取る力

入試問題は当然、紙で出されます。そこには印刷された文章が並んでいて、それを読みながら、問題を解いていく。

そして、近年慶應ばかりでなく各校とも出される文章の量は長くなっています。これは国語に限らない。理科も社会も結構問題文が長い。かつ、多少なりとも複雑になってきているのです。

つまり長い文章をしっかり読み取る力がなければいけない。

しかし、今の子どもたちは情報を文章だけで与えられているわけではないのです。どういうことか。例えば塾では先生が授業で教える。

つまり耳から学んでいる。しかも最近の塾は予習をさせない。これは案外良くないことかもしれないと最近、思い始めています。

塾が予習をさせないのは、大きく2つの理由がある。

予習をさせると、家庭に負担がかかる。お父さん、お母さんが多少なりとも手伝わないといけない部分が出てきて、これが評判が悪い。(本当はそれだけ親子で勉強するわけだから効果はあるわけです。)

もうひとつは、予習の差が出るからちゃんと授業を聞かない子が出る。そういう子は教師にとってはあまりありがたくない。決められた授業内容に対して「あ、それ知ってる」と言い出される。だったら、何もさせない方が良い、と考えてしまう。(しかし、これもおかしい。本当は予習をしてもらって、子どもたちのレベルが一段階上がって活発な議論が生まれた方が授業は盛り上がるに決まっているのです。)

だから、今の子どもたちは自分で文章から新しいことを学ぶ経験が少ない。

これは結構まずいことではないかと、思っています。最近は、実験や観察などの結果などをデータとして見せて、その上で新しいことを学んで、そこから問題を解かせる、というような出題も増えています。つまり、自分の知らないことを問題文で教えてもらう。

その結果から自分の知っていることを使っていろいろ考える。ところが、最初に読み取れないと当然、うまくいかない。

最近、解説はやはり文章になっているべきだ、と思うのは、そうでないと勉強にならないからです。文章に書いてあることから、自分で考えて理解することができなければ、入試問題など解くことはできないのです。

これから過去問の練習に入る時期ですが、過去問こそ、詳しい解説のついたものを選んで、徹底的に読み解くことが大事です。

その練習を積み重ねることで、実は読み取る力もついてくるのですから。

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場合の数の問題
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3年という準備期間は長すぎないか
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女子の目標点

秋はいろいろな塾で模擬試験が行われます。自塾だけではなく、他塾の模擬試験にも参加してデータを出してみることは大事なことです。

ただ慶應の場合、女子はやはり男子に比べて合格ラインが高い。湘南と中等部しかないし、中等部の定員は少ないので、やはり目標点を高くしておかなければなりません。

4教科500点満点の試験で考えると、まずほしいところが370~380というところ。

これはなかなか大変だが、やはりそれだけ難しいのです。

さすがに400点を超えてくればまあ、間違いないだろうと言えるようになると思うのですが、370~380だとまだまだ五分五分という感じがします。

だからといって9月にそのラインを越えられなくてもあまり悲観してはいけない。最終的には来年の2月にそのレベルに達すればいいことで、まだ半年あるわけだから、その点数をめざしてがんばっていきましょう。

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志望校での具体的な夢
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我が子にできるか?
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まずは9月の模擬試験で

慶應に合格するためには、各科目それぞれ力をつけていかなければなりません。

算数も、国語も、理科も、社会も。各科目に足切はありませんが、総合点で決まるし、やはり各教科がバランスよく取れる方が合格しやすい。

しかし、夏休みにあれも、これもできるわけがない。やはり優先順位はあるわけです。

で、まずは9月の模擬試験で算数の得点は7割とれるようにしたい。大手の模擬試験の場合、だいたい算数は150点満点です。だから3ケタの点数がほしい。

150点満点で7割だと105点。まずは、この点数がとれるかどうかが、第一の関門だろうと思います。もちろん、国語も理科も社会もあるのだけれど、まずはとにかく算数で105点。

これが9月で達成できれば、その後5点刻みで10月、11月、12月と増えていけば最終的に120点になる。これで8割です。まあ、そんな感じの伸び方が合格者に多いパターンでしょう。もちろん80点ぐらいから始まって最後120点まで行くこともいるわけですが、そうなると算数を後半もがんばらないといけないから、残りの3教科にどうしても不安が残るのです。

だから9月の模擬試験で算数105点をめざしてください。その目標が決まったところで、だから夏休みに何をするかを考える。過去問もやらなければいけないが、とにかくまず算数と思って、がんばってください。

慶應義塾中等部 25年度用 (10年間入試と研究5)

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塾を変えるタイミング
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異質化を目指すよりも
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選挙の問題

参議院選挙が終わりました。
これで、3年ぐらい国政選挙はなさそうだ、という感じなので、逆に来春は結構、選挙の問題が出てくるのではないかと思います。特に参議院選挙と衆議院選挙の違いについては、明確にしておいた方が良いでしょう。

以下は平成23年慶應湘南の問題です。


次の文を読み、問いに答えなさい。
 日本国憲法では、国の政治を進める(ア)主権は国民にあると定めています。このため、20才以上のすべての国民に選挙権が与えられています。選挙は、普通選挙、1人1票の平等選挙、議員を直接選ぶ直接選挙、無記名で投票する( A )選挙の原則のもとで行われています。選挙制度は、投票の方法や選挙区制によってわかれており、衆議院では(イ)小選挙区比例代表並立制を参議院では選挙区選挙と(ウ)比例代表制を併用しています。
 選挙で当選した国会議員は、所属している政党を中心に活動しているため、(エ)政党が政治を運営する形になっています。日本では、( B )年以来、自民党による単独政権の時代が長く輝きましたが、1990年代に入ると複数の政党による連立政権の時代をむかえるようになりました。

問11 下線例の考えにもとづいて、衆議院議員総選挙の際に行われるものとして正しいものを選び、番号で答えなさい。
1 国政審査  2 違憲立法審査   3 国民審査  4 検察審査

問2 (A)にあてはまる語句を漢字2字で答えなさい。

問3 下線(イ)について、両方の選挙に立候補できる制度を漢字2字で答えなさい。

問4 下線(ウ)についての説明として、正しいものをすべて選び、番号で答えなさい。
 1 死票(落選者に投じられる票)が少ないので、国民の考えを反映しやすい。
 2 政党に属さない無所属の人でも立候補できる。
 3 参議院では、政党または立候補者に投票できる。
 4 衆議院の小選挙区で落選した人が、比例代表で当選することを復活当選という。
 5 参議院では、あらかじめ名簿に当選の優先順位がつけられている。

問5 下線(エ)について、アメリカでは2つの政党が政権を争っています。その2つの政党の組み合わせとして正しいものを選び、番号で答えなさい。
 1 保守党・労働党  2 共和党・民主党  3 共産党・自由党  4 自民党・社会党

問6 (B)にあてはまる年を選び、番号で答えなさい。
  1 1945  2 1955  3 1965  4 1975

問7 選挙の前に各政党が公表する政策目標をカタカナ6字で答えなさい。


(解説と解答)
問1 
衆議院選挙の際には最高裁判所の裁判官の国民審査が行われます。(答え)3
問2 
選挙は無記名で投票するので、これを秘密選挙といいます。 (答え)秘密

問3 
衆議院において、小選挙区選挙と比例代表選挙の両方に立候補することは重複立候補と言います。
(答え)重複
問4
1 比例配分されるので、1人区などの選挙区に比べれば死票は少ないといえます。
2 比例代表なので、政党に所属しなければ立候補することができません。
3 参議院の比例代表は、政党名か個人の候補者名で投票します。開票に際しては政党名と個人名の総得票数で各政党の議席数が決まり、個人名での投票が多い順に議席が決まっていきます。
4 重複立候補ができるので、選挙区で落選しても、比例代表で復活当選することができます。衆議院の比例代表は政党ごとに順位が決まっていますが、同一順位の場合、選挙区での惜敗率(最下位の当選者の得票数に対しての候補の得票数の割合)の高い順に決まっていきます。
5 参議院の比例代表では名簿に順位はありません。
(答え) 1、3、4

問5 
アメリカは2大政党で、民主党と共和党です。
(答え)2

問6
いわゆる55年体制と呼ばれます。1955年に自由党と日本民主党が合体して自由民主党が作られ、それ以降長年自由民主党が政権を担当してきました。
(答え) 2

問7 
政権公約のことをマニフェストといいます。
(答え)マニフェスト

今回は参議院選挙なので、比例代表について衆議院との違いが割と聞かれやすいのではないかと思います。
1票の格差問題もあるので、しっかり勉強しておきましょう。

2014年度受験用 中学入学試験問題集 社会編

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第93回 小言を控える
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慌てない
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