2024年の湘南の国語は大問4題でした。
問題は以下の通りです。
今年の出題は以下のようになりました。
以下の①~⑮までのもののうち、あなたが「世の中をハッピーにしている」と考えるものを三つ選び、その理由を150字以内で説明しなさい。
① 独立 ② 鉄道 ③ リゾートホテル
④ 誕生日 ⑤ 国家 ⑥ オリンピック
⑦ スポーツ ⑧ 藤沢 ⑨ プロフェッショナル
⑩ 自動車 ⑪ 温泉 ⑫ ファッション
⑬ 学校行事 ⑭ 自然 ⑮ オーディション
*原稿用紙の使い方にしたがって書くこと。ただし一マス目から書き始め、改段落はしないこと。
*解答の文章中に①~⑮までの語を書かないこと。例えば「オーディションは」と書かずに「⑮は」とすること。
昨年、CHATGPTで、作文を書かせてみましたが、今回はなかなかそれでは対応できない印象を受けました。
それぞれの子供たちの感性が問われているので、より個に寄った形の出題になったと思います。
慶應湘南は、横浜初等部から約100名の生徒が入学してきます。
したがって現状、募集定員は100名ですが、そのうち70名が一般枠、30名が帰国枠なのです。
が、実際にその70名の内訳を考えると、30名が男子、40名が女子。
この差は、初等部で男子の方が多いからで、ここで全体の調整が取られます。
ですから、男子30名というのは、実はかなり厳しい。
女子40名というのも厳しいが、男子30名ですから、相当大変ではあるのです。
だから、この30名に入るために、やはりそれ相応の資質が必要だと思っていただいた方が良いでしょう。
今年の入試で見ますと、
一次試験は
一般 199名 帰国69名
(一般のうち英語受験者 19名)
の合格でした。
出願数が
一般男子 201名 一般女子 271名 計 472名
帰国男子 87名 帰国女子 55名 計 142名
ですから、一般の場合は、2.37倍、帰国の場合は2.05倍となり、これは他校と比べてみても、結構入りやすい数字になります。
ところが、二次試験になると、合格者数は
一般 86名
帰国 40名
となり、一般でもまだ2.31倍、帰国は1.72倍となっています。
なので、やはり一般の場合は二次試験の突破が大変になるのです。
一次が合格すれば、学力面はもうOKだから、それ以外の資質で採るのでは、とも言われますが、やはりそれなりに準備が必要でしょう。
この辺は事前に、その部分を考慮した上で、受験プランを考える必要があります。
湘南キャンパスを見ると、子どもたちにとってはなかなか魅力的なので、行きたいと思う子どもたちが多いでしょうが、やはりその入試の内容をしっかり吟味しておくべきでしょう。
2月3日 午後1時発表
合格195名
補欠繰上候補者 71名
2月3日 午後1時発表
一般 199名 帰国69名
(一般のうち英語受験者 19名)