苦手科目を何とかしようとして、夏休みに一気に勉強させようとすることがあります。
算数が苦手だから、今日は算数を何時間もやる。理科の知識が足りないから、一日中覚える。そうやって集中して取り組めば、すぐに苦手がなくなるように思えるかもしれません。
しかし、苦手というのは、なかなか一日ではなくなりません。
それまでわからなかったことがわかるようになるには、同じ内容に何度も触れる必要があります。一度説明を聞いて理解したとしても、次の日には忘れていることもあります。もう一度やって、また間違えて、さらにやり直して、少しずつできるようになっていくものです。
ですから、苦手科目は一度に長時間やるよりも、毎日少しずつ続ける方が効果があります。
たとえば算数なら、苦手な分野の問題を毎日二題ずつ解く。理科や社会なら、覚えられていない範囲を2日おきに確認する。国語なら、言葉の知識や漢字を少しずつ進める。量は多くなくても構いません。
大切なのは、間を空けないことです。
苦手科目は、取り組むたびに負担を感じやすいものです。そのため、まとめてやろうとすると、始めること自体がだんだん嫌になります。毎日短い時間で終わるようにしておけば、取りかかる負担も小さくなります。
夏休みが終わるころに、苦手が完全になくなっている必要はありません。
以前より正解する問題が増えた。解き方を思い出せるようになった。覚えている知識が増えた。そういう変化が積み重なっていけばよいのです。
苦手は突然なくなるものではありません。しかし、毎日続けていれば、確実に小さくなっていきます。夏休みは、その積み重ねを始めるには十分な時間があります。
