付属校人気の裏側

ここに来て、大学付属校の人気が上がっている、という話を聞きました。

どういうデータがあるからか、今ひとつピンと来ないところではあるのですが、しかし、その理由はなるほど、と思うものでした。

つまり、大学入試制度がよく分からない、ということらしいのです。

大学入試は2020年に大きく変革されそうですが、しかし、その内容がなかなか決まらない。センター試験もいろいろ報道は出ているものの、まだ明確にこうだ、というところまでは到っていない。

2020年はもうすぐ、と言えばそうなので、それが明確にこう、と分からない以上、じゃあ、はっきりしている大学付属校の方が良いじゃないか、という考えが出てきているようです。

それに、これまでの大学入試のように細かな知識を必要とするよりは、記述やプレゼン、ディベートというような素養を考えているのであれば、それは大学付属校が長年やってきたことだから、そちらの方に一日の長があるのではないか、と思われる部分もある。

ということなのですが、さて来年の倍率はどうなるでしょうか。


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簡潔にまとめる工夫

普通部の算数はすべて記述式です。

したがって、式や説明を書いていく必要があるわけですが、しかし、それほど解答欄が大きいわけではない。

そこに細かく書いていくと、ちょっと時間がなくなるかもしれないし、実際に細かい字でミスを犯してしまうケースもあります。

だから、簡潔に書く必要がある。

すべての式を全部書けるわけではないので、簡潔にまとめる工夫が必要です。

ですから、実際に過去問を解いていくときに、なるべく解答用紙の大きさを意識してください。

一問の幅は概ね14cm。高さは問題によって異なりますが、4cm~5cm程度です。


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コンパスを使う問題

普通部はコンパス、分度器、定規を使いますが、これはコンパスを使う問題でした。

2015年普通部の8番。


下の図のように、同じ半径の3つの円が一列に並んでいます。アの円が矢印の向きにイの円、ウの円に沿って移動します。

 ① アの円が一周して元の位置にもどるまでに、アの円の中心が動いたあとの曲線を解答用紙にかきなさい。
 ② 円の半径が6cmのとき、①の曲線の長さを求めなさい。円周率は3.14とします。


【解説と解答】
普通部はコンパス、定規、分度器を持参しますので、作図の問題は出題される可能性があるわけですが、今年はこれが作図問題になりました。

正三角形をしっかりコンパスで作図した上で、青い線を描きます。

で、あとはこの青い線の長さを出します。

半径が12cmになることに気をつけましょう。12×2×3.14×$$\frac{240}{360}$$×2=32×3.14=100.48

(答え)100.48cm

試験用のコンパスをそろそろ使って練習しましょう。


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作文のテーマを考えてみる

湘南の国語は、比較的選択問題が多いのですが、最後にドンと100字作文が出ます。

まずは、原稿用紙の使い方をもう一度復習しておきましょう。改行や、カギ括弧の書き方も案外忘れてしまっていたりしますから。

その上で、対策としては、自分で作文のテーマを考えてみると良いのです。

そして練習する。概ね100字を書くスピードとはどのくらいか、ということも本人の中でわかっている必要があるでしょう。入試では作文を最後にやる子が多いようですが、となると時間配分をやはり考えておかないと慌ただしくなる。

作文の配点がどのくらいあるかはわかりませんが、やはりすべての問題にしっかり答えられるようにした方が良いでしょう。

さらにテーマを考えることで、どんな問題が出ても冷静に対応できるようになります。

「そうきたか」

みたいな感覚は、結構、問題を楽しめるところもあるので、ぜひテーマを想像しながら練習してみてください。


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