中学受験について」カテゴリーアーカイブ

志望順位

慶應湘南の定員が減少して、やはり応募者も減りました。

2020年度の応募者がどれくらいになるかは不透明な部分もありますが、それほど多くなる見込みはないでしょう。それでも十分に難しいと思える数になっているので、貴重な2日を使うかどうか、はやはり考えていかないといけないところがあります。

同じ慶應であっても、どこを中心に狙っていくのかは絞り込んでいった方が良いでしょう。

特に女の子の場合は、湘南と中等部しかなく、またその定員が両校とも少ない。

それなりのレベルに達していないと一次通過も難しいという状況ですがら、自分の志望順位をある程度しっかり決めて、夏の過去問に挑んでください。

慶應だからといってすべての過去問をやらなければいけないわけではない。やはり志望順位の高いものに集中して時間を使うことが肝心です。


慶應普通部、中等部、湘南の学校別対策や二次対策へ
慶應進学オンライン


テレビ会議を使って過去問と学校別対策を個別に指導する
慶應スタディールームオンライン


今日の田中貴.com
伸びる兆候


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
過去問の得点を気にしない


6年生の教室から
ゾーンに入る


gakkoubetsu


慶應進学オンライン


福翁自伝のすすめ

毎年この時期に福翁自伝を家族みんなでお読みになることをすすめています。

本人だけでなく、お父さんも、お母さんも、です。

塾員であれば読まれたこともあるとは思うのですが、しかし、なかなかその後読み返す機会もないでしょう。

子どもたちにも読んでもらう必要があるが、お父さん、お母さんにも読んでもらった方が後々役に立つことがあるかと思うのです。

幼稚舎の入試では保護者の課題になっていたこともありますが、まあ、そこまで必死にならずとも、せっかく慶應を受験するのであれば読まれておいた方が良いでしょう。

それに親子で同じ本を読むというのは、なかなかない機会だけにこのお休み中にお薦めです。

福翁自伝 (講談社学術文庫)
クリエーター情報なし
講談社

慶應普通部、中等部、湘南の学校別対策や二次対策へ
慶應進学オンライン


テレビ会議を使って過去問と学校別対策を個別に指導する
慶應スタディールームオンライン


今日の田中貴.com
できないこと、できなくてよいこと


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
注意を忘れる子


5年生の教室から
自分のペースで締め切りを変える


gakkoubetsu


慶應進学オンライン


出席日数

慶應は今尚、在学中の小学校の調査書を必要とします。

調査書は学校長の公印が必要な公文書です。したがって、学校側もちゃんと成績や出席について責任をもって書く必要があります。

ただ、これとは別に中学に合格するとその子の記録は、別途小学校から中学校に送られます。で、調査書と違う、という場合も若干はあるかもしれません。ただ、そんな細かいことはまずお互いに言わないでしょう。

で、公文書である以上、それなりに参考にする、というところはあるわけですが、じゃあ、学校の成績があまり良くなくて、入試の成績が良い、ということになるとどういうことになるのか?

それは入試の成績が良ければまず、調査書の成績は問題にならないでしょう。ただ、出席日数についてはやはり問題になる可能性がある。

もし出席日数が大幅に不足している、ということになれば、当然、面接の段階で問われることがあり、また面接の様子如何で問題あり、と判断されれば合格できない場合も考えられます。

だから、当然のことながら受験のために学校を休んで勉強する、みたいな行為はまったく否定される。

出席日数が足りない、ということはその原因を学校側が考える要因になるので、なるべく出席日数を減らさないように注意してください。


慶應普通部、中等部、湘南の学校別対策や二次対策へ
慶應進学オンライン


テレビ会議を使って過去問と学校別対策を個別に指導する
慶應スタディールームオンライン


今日の田中貴.com
生殖に関する問題


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
自分で考えられる子が地力を見せる


6年生の教室から
短期間に集中すべき


gakkoubetsu


慶應進学オンライン


ミスが一番怖い

慶應の出題は偏差値で同じ程度の学校の出題に比べるとそれほど難しいというわけではありません。

しかし、それ故に合格の難しさがある。

一番怖いのはミスです。

後からできても何にもならない。その場で確実に得点できる力が必要なのです。だから、いかにミスを減らすか、ということに力点が置かれないといけない。

算数の場合、やはり式を書いていくことが一番です。しかし、量が多いので、式を書いていくと時間が足りなくなる、という子もいるでしょう。

でも、ミスを防ぐ方法を講じていないとまず本番はミスをするものなのです。なにせ、本番なので、普通の精神状態ではないところがある。

上がっていても、ちゃんと答えが出せる、というやり方にしないといけない。そのための方法を考えなければなりません。

それが算数でいえば、式を書く、ということなのです。普通部の場合はすべて記述式ですが、しかしスペースが十分にある、というものでもない。

したがって効率よく書いていくことが求められるのです。本番だけちゃんとやればいいなどと考えてはいけない。今からきちんとくせをつけていきましょう。


慶應普通部、中等部、湘南の学校別対策や二次対策へ
慶應進学オンライン


テレビ会議を使って過去問と学校別対策を個別に指導する
慶應スタディールームオンライン


今日の田中貴.com
答えの扱いは慎重に


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
こんな問題、できるのか?


5年生の教室から
5年生、これからの難敵


gakkoubetsu


慶應進学オンライン


式の横にメモを入れると

普通部にしても中等部にしても、問題の数が多い分、急いで解こうとしがちです。

その結果として式を書かない子が多いのですが、これがミスの元になりやすい。

多少面倒でも式を書いていくと、何を計算しているのか、何を出そうとしているのかが明確になります。

そして出た答えには必ずメモを。

太郎君の分速なのか、駅までの距離なのか。単位もつけてください。kmなのか、mなのか。

この小さなメモが、ミスを防ぎます。そして答えを書くときにもう一度、問題を見ることも忘れずに。

何を答えるのか、確認してから答えを書くようにしてください。

最後の計算できれいに割り切れると、うれしくなってつい、それが答えだと思いがちですが、実はもうひとつ式がいる、などということはよくあります。

特に中等部は答えだけです。部分点は一切ありません。その分、ミスを絶対にしない、ぐらいの意気込みをもって、丁寧に解いていく練習をしましょう。


慶應普通部、中等部、湘南の学校別対策や二次対策へ
慶應進学オンライン


テレビ会議を使って過去問と学校別対策を個別に指導する
慶應スタディールームオンライン


今日の田中貴.com
計画が破綻したら


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
やり方を覚える、の盲点


5年生の教室から
根気を育てる方法


gakkoubetsu


慶應進学オンライン


慶應の理科

普通部では生物に特徴がありますが、3校ともそれほど理科計算が多い学校ではありません。

どちからといえば、観察系、知識系が多いのが特徴です。難しい力のつりあいの問題がでる、とか、電気の発熱量の問題が出るというわけではありません。

したがって、計算問題がそれほどできなくても心配はいらないのですが、だからといって出ない、というわけではないので、それ相応の準備は必要になります。現在、多くの塾でも電気、水溶液、力のつりあいなど、理科の計算問題をまとめて勉強しているところが多いでしょう。

計算問題の中で一番良く出るのは今、勉強している溶解度、次が中和です。慶應は電気はあまり出題されないし、まして計算問題にまで発展しないことが多いのです。

力のつりあいに関しては、物体の運動、ふりこ、などが中心で男子受験校のような複雑なてこのつりあいなどはあまり出題されていません。

したがって、まずはしっかり基本を固めてください。

あまり難しい応用問題はできなくてもいいですが、それでも穴のないように気を付けてください。

夏からは、いよいよ理科の知識を勉強していく段取りになります。

そろそろ暗記テキストを使って知識の整理を始めましょう。


慶應普通部、中等部、湘南の学校別対策や二次対策へ
慶應進学オンライン


テレビ会議を使って過去問と学校別対策を個別に指導する
慶應スタディールームオンライン


今日の田中貴.com
高校受験と中学受験の偏差値


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
他の解き方はないのか?


6年生の教室から
パッチをあてる


gakkoubetsu


慶應進学オンライン


慶應の算数

慶應の問題を見ていると、やはり特徴があります。

慶應3校の算数の出題の特徴をまとめると以下のようになります。

1 分野を限らず、なるべくすべてのテーマから出題する。

2 きちんとした基礎力を持っているかどうかを試す。

3 決められた時間内にある程度決断をして自分のとれる最高点をとる工夫ができるかどうかを見る。

これはどうしてか、ということを考えてみると、慶應は付属校ですから、大学の進学はある程度保証されています。したがって、大学受験を突破する、ということは必要はありません。ただし、慶應で行われる教育には充分対応できないといけない。

では慶應の勉強はどういう特徴があるのか、といえば、受験を前提としていないので、受験テクニックに走るようなことはなく、むしろ研究とか専門の勉強に進むための基礎を培う、というところがあります。

普通部の労作展がひとつの例でしょう。自分で考えて、自分で調べて、自分でまとめる。

そういう力がしっかりしていれば良いということなのです。

しかし、決して試験としてやさしいわけではありません。分量もあり、分野も広く、そして時間が短い。

したがってこの出題傾向に合わせて対策を考えていけば良いということになります。

まずはそういう意味で、幅広く基礎力を磨く、ということが最初の対策になります。そろそろカリキュラムが一通り終わる時期ですから、ここからもう一度、「不得意だな」と思われる分野をまず復習していくと良いでしょう。


慶應普通部、中等部、湘南の学校別対策や二次対策へ
慶應進学オンライン


テレビ会議を使って過去問と学校別対策を個別に指導する
慶應スタディールームオンライン


今日の田中貴.com
実戦力をつける


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
自分で変わる子


6年生の教室から
先生は教えたがるものだが


gakkoubetsu


慶應進学オンライン


慶應の国語

慶應3校とも、読解の問題は圧倒的に選択肢の問題が多くなります。

一部、記述の問題が出たりしますが、しかし、それは量としてはあまり多くない。やはり選択肢で答える問題が多いのです。

したがって読解の問題で得点するためには、選択肢の問題を克服しなければならないわけですが、実は、選択肢の問題は勉強の仕方によっては間違いやすくなります。

最後の2つまでは選べるんだけど、最後で間違える、といったような間違え方をするのです。

なぜでしょうか?

それは、否定することを忘れてしまうから。つまりその選択肢が題意に合っていることばかりを考えてしまい、その選択肢は違うんだという根拠を探すことをしていないからです。

最後のアとイで正しいのはどちらか?ということについて、これは根拠が必要です。

つまりアが正しく、イが間違いである。で、例えば文章の題意に沿って正しいと思うものを選ぶ場合。選択肢には正しいことがたくさん書かれています。当たり前ですが、違うことばかりを書いてしまえば、すぐわかってしまうから、違うことはなるべく減らす。

しかし、違うことを含まないとイが違う根拠がなくなってしまいます。だからどうしても選択肢を作る時に、それを入れる。その要素を見つけ出せれば、間違うことはなくなるのです。

選択肢の問題は「正しいものを選ぶ」のではなく、「違う理由を考える」ことで自ずとひとつに決まってくるのです。

この考え方を練習していくと、実はまず間違えなくなる。

ところが正しいのはどちらだろう、と考えていると正しいことが多いから、見つけられなくなるものです。

アが正しいのではなく、イが違うという要素を見つける練習。

読解ではこれを徹底してやってください。

特に国語の成績が悪い子は、これをやると全然得点力が変わってきます。

作問者は作者とは違いますから、当然、これが違うという根拠を文中に求めて作っているわけで、そこを見つければいい。ただし、そう簡単には見つからないように、作問者は工夫をしていますから、そこを見抜けるように考えていく。

イが違う理由、ウが違う理由、エが違う理由が見つかれば答えはアになるのです。

これは練習していくことで、段々身についていきます。ですから、過去問をやるときも、この視点で国語の読解問題を解いていってください。


慶應普通部、中等部、湘南の学校別対策や二次対策へ
慶應進学オンライン


テレビ会議を使って過去問と学校別対策を個別に指導する
慶應スタディールームオンライン


今日の田中貴.com
溶解度に関する問題


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
記述の答えを清書する


6年生の教室から
まずは25%をめざす


gakkoubetsu


慶應進学オンライン


大学附属校に行くと勉強しない?

慶應進学館 夏期講習のお知らせ

ここのところ、大学入試制度の先行きが不透明なので、大学附属校の人気が上がっています。一方で、大学附属に行くと勉強しないから、という話は良く聞きます。

これはある意味正しいと思っています。

というのは、大学受験をするか、係属の大学に進むか、という勉強の違いははっきりしている。後者は、すでにいったん中学で選抜が終わった段階で、学力の確認をする。つまり、大学に推薦して良いか判断するわけですが、大学受験の場合は、一発勝負で決めるところがあるわけだから、その勉強量は前者が勝る、というのは明確です。

しかし、じゃあ、大学付属は勉強しないか、という話になるとそうではない。こういう学校はまず進級がうるさい。慶應は中1から落とす。しかも、同じ学年は2回しかやれない。2回目の進級で進めなければそこで自主退学ということになります。

これは他の学校でも多かれ少なかれ、そういうシステムをとっているので、「進級する程度」には全員勉強する。それでも通らない子はいるわけですが、2年目はさすがに必死にやるので、なんとかする。だから「まったく勉強しない」で大学に進める、ということにはなりません。

実際に大学に進めば、当然、大学から入ってきた学生と机を並べるわけだから、少なくも大学の授業が分かり、単位がとれる、という学力は必要なわけで、それを付属校が達成しなければ、学内で当然、問題になります。受験校の場合は、大学受験の実績が生徒募集にも影響を与えるでしょうが、付属校の場合は、学内での批判にさらされる。したがって、それなりにしっかり勉強させる、というのは付属校にとっても重要なことなのです。

大学受験校に比べて勉強量は少ない、というのは当然と思いますが、その時間をクラブ活動やその他の活動に使える、というのが付属校のメリットです。そのメリットを生かしながら、しかし、大学で勉強できる学力はつける、というのが付属校のスタイルで、あとはそれを家庭が好むかどうか、ということでしょう。


慶應普通部、中等部、湘南の学校別対策や二次対策へ
慶應進学オンライン


テレビ会議を使って過去問と学校別対策を個別に指導する
慶應スタディールームオンライン


今日の田中貴.com
国語の過去問の解答


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
過去問は1回やれば良い?


6年生の教室から
持続することはひとつの才能


gakkoubetsu


慶應進学オンライン


配点に合わせた準備

慶應進学館 夏期講習のお知らせ

普通部は各教科100点の400点満点ですから、各教科ともバランスが取れている方が有利、とはいえるでしょう。社会がだめ、とか、理科が苦手、という場合、そこで差が開く要因があるわけですが、各教科均等配点だとそれがしっかり反映する可能性が高いのです。

もちろん普通部は理科の平均点が他の教科に比べて下に引っ張られる傾向がありますが、それでもなるべくならば全体にできた方が良いとは言えそうです。

一方、湘南、中等部は、理科、社会が50点満点と、算数国語の半分しかない。だから、まずは算数と国語がある程度できないといけない、ということになります。逆に理科、社会ができなくても、点数が普通部ほど開かないというところがあるわけです。

どこを第一志望とするかによって、やはり多少なりとも重点的に勉強する科目を変えていった方が良いでしょう。


慶應普通部、中等部、湘南の学校別対策や二次対策へ
慶應進学オンライン


テレビ会議を使って過去問と学校別対策を個別に指導する
慶應スタディールームオンライン


今日の田中貴.com
褒め方にも工夫が必要


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
算数の知識


6年生の教室から
入試問題に込められた想い


gakkoubetsu


慶應進学オンライン