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慶應中等部、数字のミスに気をつける

ここ数年、中等部の国語や社会では、単に記号式ではない問題が作られています。

国語などは自分で俳句を作ってみたり、社会でも記述問題が出題されたりしていますが、理科はそういうものがありませんでした。

しかし今年は2問答えを書く問題が出たのですが、しかし、全体の傾向からすれば圧倒的に数字だけ、が続いています。

これは、中等部の受験者が多いので、なるべく採点の手間を減らす目的で行われています。

選択の問題が多い、ということは自分で記述を書いたりするよりは答えが出しやすいと考える受験生は多いでしょうが、しかし、このすべて数字というのが結構ミスを引き起こす。

つまり、どの解答欄にどの数字をいれたか、ということをしっかり確認して書いていかないと、ひとつずれただけで全部間違う可能性があるのです。

採点は極めて機械的に行われますので、ひとつずれていても、「あ、ずれてるかなあ」ということで救済してくれるようなことはない。その解答欄に正しい答えが書かれていなければ、×になります。

したがって、解答用紙を使って、必ず解答欄を確かめながら書いていく練習をしてください。

ちょっとしたミスで失敗することのないように、注意して作業することが重要です。


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学力テストは横一線

慶應中等部にしても、慶應湘南にしても女子の偏差値はかなり高くなっています。

多くの受験生が御三家を併願しているので、ほぼ一次の合格者は御三家合格と同じぐらいの力がなければなりません。

しかし、中等部の場合、二次合格者はたった50名。力のある子どもたちにそう大きな差があるわけではありません。

だから、ここからが問題になる、と考えないといけない。

この事情は慶應湘南でも同じです。みんな良くできる。一次試験に合格し、二次試験が残念だった子どもたちは、多くが御三家に合格しているのです。だから学力面ではそんなに差がついているわけではない。

当然二次試験で差がついている、のです。

ここを考えないと、決め手に欠いてしまう。別に御三家を2月1日に受けなければいけないわけではありません。一次試験に合格する力があれば、当然それで良いわけですが、やはりそれなりに力を持っていないといけないし、それを突破するだけでも大変だが、その先がある、ということなのです。

この先を「まあ、くじをひくようなものだから」という塾の方がいらっしゃいますが、そうではない。

一次さえ合格すれば大丈夫、と思える受験生はいるのです。実際に、一次さえ合格すれば二次も合格するだろう、という子はそれなりの準備と要素があります。

まずは一次を突破できるまで学力を備えなければいけないが、親の方では次の準備をしっかり進めなければいけません。


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中等部の出題レベル

慶應中等部の出題は、偏差値で同じレベルの学校に比べればやさしいと感じられるでしょう。

入試日も3日なので、1日、2日で合格を取った子が挑戦する学校でもあろうかと思うのですが、問題がやさしいのと合格するのがやさしいのは、やはり違います。

問題がやさしいと感じられる分、当然のことながら合格点は上がります。まずは一次試験を通過しなければなりませんが、一次合格者は男子354名 女子も133名とほぼ2倍の水準になるので、その範囲にまずしっかりと入らなければならない。さらにここから面接と体育実技で半分に絞られるわけですから、やはり合格するのは大変なのです。

なので、しっかりとした準備を進めていかないといけません。

特に差が出ているのは、出願書類や面接に対する対応。何となく一次が終わればもう後は運任せ、みたいな感じになりやすいのですが、試験をするというのは、当然のことながら視点がしっかり決まっていることなので、その眼鏡に叶うやり方をしていかないといけません。

合格までの道のりは大変ですから、問題の印象ほど簡単ではないのです。


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内閣に関する問題


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中等部の算数対策のポイント

中等部の算数は大問7題。小問で20問。1問5点の配点になっています。

算数の解答形式に独特の書き方があり、その答えのケタ数がわかるようになっています。また問題はそれほど難しい問題が並ぶわけではありません。

たまに難問と呼ばれる問題が含まれることがありますが、標準的な問題が多く、どちらかといえばミスなく解きあげる必要があります。

試験時間は45分で小問20問ですから、1問平均2分ちょっとで仕上げなければなりません。

偏差値の割に問題がやさしいと思われがちですが、しかし、試験がやさしいわけではありません。それだけ高得点をとらなければいけない部分があり、ちょっとしたミスが問題になります。

したがって過去問を中心に、確実に得点をとる練習を続けてください。特に解答の書き方については、解答用紙を使って確実に記入することも練習が必要です。

出題範囲は広く、ほぼすべての分野から出題されると考えて良いでしょう。したがって、不得意な分野を残さないことも大事な対策です。

逆にあまり難しい問題には手を出さなくて済むので、中等部の出題レベルに合わせて確実に解き上げる練習をしてください。


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第393回 親の志望校


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会って合否を決める

中等部と湘南は一次試験と二次試験に分かれます。

普通部も以前は一次と二次に分かれていたのですが、現在は2月1日の試験ということもあり、全員に二次試験を課すということで、午後、面接と体育実技が行わています。

したがって慶應は必ず子どもに会ってから合否を決めます。中等部と湘南は保護者にも会ってから決める。だから当然、その部分のチェックが入るのだ、ということなのです。

どの学校でもそうですが、自校に入りたい、という子を選んで入れたい。いろいろ落ちて「仕方ないから来た」という子よりは、「ぜひ行きたい」と思って来てくれた方が良い。

特に中等部や湘南は合否の確定が遅くなりますから、後から繰上げるというのはなかなか大変なので、それならば「来たい子」を選びたい。

だから会って合否を決めるシステムになっているのです。したがってそれなりに対応をしていかないといけないところがある。

出願書類も他校に比べれば明らかに面倒なことが多い分、しっかり準備を進めていかなければいけないのです。


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