平面図形

平成22年 慶應義塾女子高校

長方形ABCDを辺AB上の点Fと頂点Dを通る線分を折り目にして折り返すと、頂点Aが辺BCの中点Eと重なる。辺ADの長さをaとして、次の問いに答えよ。
(1)線分AEの長さがaであることを証明せよ。
(2)△DEFの面積が\sqrt{3}であるとき、aの値を求めよ。

【解説と解答】
(1)図1

(答え)
図において、折り返したのでDE=AD=a
EがBCの中点なので、BE=EC=\frac{1}{2}a  
□ABCDは長方形だから、AB=DC ∠B=∠C=90°
から2組の辺と直角が等しいので、△ABE≡△ECDよりAE=a

(2)
△DECが60°、30°、90°の直角三角形になるので、∠ADF=∠FDE=30°、∠DEF=∠DAF=90°から
△DEFは30°、60°、90°の直角三角形になるので、FE:ED=1:\sqrt{3}
ED=a よりFE=\frac{1}{\sqrt{3}}a  

a×\frac{1}{\sqrt{3}}a×\frac{1}{2}\sqrt{3}

\frac{a^2}{2\sqrt{3}}=\sqrt{3}

a^2=6

a=\sqrt{6}

(答え)\sqrt{6}