数と式」カテゴリーアーカイブ

式の値

平成21年 慶應義塾志木高校

x=\frac{3+\sqrt{5}}{2}のとき、次の式の値を求めよ。

(1)x+\frac{1}{x}

(2)x^2+\frac{1}{x^2}

(3)x^3+\frac{1}{x^3}

【解説と解答】
(1)与式=
\frac{3+\sqrt{5}}{2}+\frac{2}{3+\sqrt{5}}
=\frac{3+\sqrt{5}}{2}+\frac{2(3-\sqrt{5})}{(3+\sqrt{5})(3-\sqrt{5})}
=\frac{3+\sqrt{5}}{2}+\frac{3-\sqrt{5}}{2}
=3
(答え)3

(2)
(x+\frac{1}{x})^2=x^2+\frac{1}{x^2}+2
より
与式=3^2-2=7
(答え)7

(3)
(x+\frac{1}{x})^3=x^3+\frac{1}{x^3}+3(x+\frac{1}{x})
より
与式=3^3-3\times3=18
(答え)18

数と式

平成20年 慶應義塾高校

次の(    )にあてはまる数を答えよ。
自然数を3で割ったときのあまりの数、0、1、2の和は3で割り切れる。このように、自然数をnで割ったときの余りの数の和がnで割り切れるような数は99未満に( ア )個あり、その数の和は( イ )である。

【解説と解答】
nで割ったときのあまりは0からn-1までn個あり、その和は\frac{(0+n-1)\times{n}}{2}なので、n-1が偶数のとき成立するから、nは奇数になる。
したがって1〜97までの奇数だから(97−1)÷2+1=49個・・・ア
またその和は(1+97)×49÷2=49×49=2401・・・イ
(答え)ア 49 イ 2401