植物に関する問題

2015年の中等部の理科です。


アサガオ、ヘチマ、トウモロコシ、ヒマワリの花についての次の問いに答えなさい。
(1)アサガオを使って次のア~オの条件で実ができるかどうか調べました。このとき、全く実ができなかったものはどれですか。あとの1~8から選びなさい。
ア つぼみのうちにおしべをすべて取り去り、花が咲いてしぼむまで袋をかけたままにする。
イ つぼみのうちにめしべを取り去り、花が咲いてしぼむまで袋をかけたままにする。
ウ つぼみのうちから花が咲いてしぼむまで、袋をかけたままにする。
エ つぼみのうちにおしべをすべて取り去り、そのまま咲かせる。
オ つぼみのうちにめしべを取り去り、そのまま咲かせる。

 1 アとイとウ   2 アとイとエ   3 アとイとオ   4 アとウとエ

 5 アとウとオ   6 イとウとエ   7 イとウとオ   8 イとエとオ

 (2)ヘチマには下の図のA、Bのように、トウモロコシには下の図のC、Dのように形の異なる2種類の花があります。これらのうち実にならないものの組み合わせを次の1~4から選びなさい。
 1 AとC   2 AとD   3 BとC   4 BとD

(3)トウモロコシ畑の中で、いくつかの株を選び、次の1~3のいずれかの操作をしたとき、その株の実が全くならなくなるのはどの操作をしたときですか。1つだけ選びなさい。
1 その株の花が咲く前からしぼむまでおばなに袋をかぶせておく。
 2 その株の花が咲く前におばなを取り去る。
 3 その株の花が咲く前にめばなのひげを取り去る。

(4)ヒマワリの花は、下の図A、Bのような2種類の形の異なる花が集まってできています。これらの花のおしべ、めしべの有無について正しく述べた文を次の1~5から選びなさい。

1 Aにはおしべだけがあり、Bにはめしべだけがある。
2 Aにはめしべだけがあり、Bにはおしべだけがある。
3 Aにはおしべもめしべもなく、Bにはおしべとめしべがある。
4 Aにはおしべとめしべがあり、Bにはおしべもめしべもない。
5 AにもBにもおしべとめしべがある。


【解説と解答】
(1)アサガオは自家受粉できるので、受粉できないようにしたものを選びます。アはおしべがなくなっているのでできず、イもめしべがないのでできません。ウは袋をかけても、自家受粉できます。エはめしべが残っていて、花は咲かせているから外から花粉が入ってくれば受粉できます。オはめしべが残って院内ので、受粉できません。
(答え)3
(2)AとCがお花、BとDはめ花ですから、お花には実がなりません。
(答え)1
(3)めばなのひげに花粉がつくと受粉します。したがって3の下部は実がなりません。
(答え)3
(4)
Bの筒状花におしべとめしべがあります。
(答え)3

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学校別対策で応用力をつける
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受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

中途半端ばかりにしない
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比に力を入れる

概ねすべての範囲の勉強が終わったところだと思います。すでに終わった、というところもあると思いますが、いずれにしても算数はこれから演習の段階に入るわけですが、例えば5年生のときに習った旅人算や差集め算、といったようなところまで戻らずとも比で解ける問題が増えているはずです。

もちろん差集め算や旅人算はできなければいけないが、それにあまり時間をかけすぎてもいけない。時間は限られているので、算数を復習するといってもその中身には当然、優先順位があります。

それが比です。

比で速さを解く、比で文章題を解く、比で図形を解く。

比の基本練習をする、というよりは比でいろいろな問題を解けるように練習していくことを中心に勉強していくと良いでしょう。

比の問題は実は出題率が高いのです。

ですから、まず比の勉強をしっかりがんばりましょう。

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地震に関する問題
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負けから学ぶこと
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速さに関する問題

2015年普通部の問題です。


兄と弟が家から10kmのところにある公園へ行きました。兄は午前9時に歩きはじめ、途中で15分間休みました。その後、休む前より速く歩きました。弟は兄より後に家を出発し、自転車で公園に向かいました。途中30分間休みましたが、兄より先に公園につきました。
下のグラフは、兄が家を出発してから公園に着くまでの時間と、兄弟の速さの差の関係を表したものです。

(1)はじめに弟が兄に追いつくのは何時何分ですか。

(2)2回目に弟が兄に追いつくのは、公園から何km手前ですか。


(1)グラフは兄が出発してからですから、最初の分速70mというのは兄の速さです。で、60分後に弟が出発して、差が130mになったということは弟の分速は70+130=200mということになります。
しかし、100分後二人の速さの差が0になっているので、二人とも止まったということになります。同時に休むと兄の方が早くスタートしますが、その時兄の速さが100mになれば、
弟が再び出発した後もずっと差は100mであることになります。

100分後に兄は70×100=7000mのところで休みます。
一方弟は出発したのが兄が出発してから60分後ですから、弟が休むのは200×40=8000mですから、途中で兄を抜いています。
したがって弟が出発してから70×60÷130=$$\frac{420}{13}$$=32$$\frac{4}{13}$$分後に追いつくので、10時32$$\frac{4}{13}$$分
(答え)10時32$$\frac{4}{13}$$分

(2)100分後、兄は家から7000m、弟は8000mのところにいます。
兄は弟よりも15分早く出てしまい、その時の速さは分速100mですから、弟が出発するときには7000+100×15-8000=500m兄が先にいます。
したがって500÷100=5分後に弟は兄に追いつくので、弟は45分移動しますから、
200×45=9000m=9kmのところで追いつきます。したがって公園の手前1kmになります。
(答え)1km

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地震に関する問題
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この学校いいなあ
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細かな知識は後回し

中等部では国語の知識問題が良く出題されます。ここ数年、演劇や短歌、俳句についての問題も出題が増えました。

他の学校ではあまり見かけない問題ではあるし、演劇に関して言えば最早ちょっと対策のしようがないといってもいいかもしれません。もちろん歌舞伎や能を見に行くのは大いにプラスになると思いますが、だからといって具体的な対策になるとは限らない。

なので、あまり細かなことに気を使わないことだと思います。細かい知識はやろうと思えばいくらでも増えてしまう。だから時間がいくらあっても足りなくなります。

そういうところは今のところあまり気にしない。

それよりもみんなができるようなことはちゃんとできる、という視点で知識は考えた方が良いのです。みんなができなければ合否には関係しませんが、みんなができるとなると知っていないとまずいわけで、そのレベルにまず集中しましょう。

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出るところはある程度絞られる
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これだけやれば合格する量は存在しない
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ミスの形

すでに本人も気がついているとは思うのですが、ミスの傾向というものがあるはずです。

1 問題の指示にしたがっていない。

2 問題の条件を読み違えた。

3 計算ミスをした。

などなど、本人がよくやるミスの形といのがあるでしょう。

本当ならばできた問題を落とすというのが、いちばんもったいない。逆に言えば、点数を伸ばすチャンスはまずここにあるといっても良いのです。

だから、その対策を具体的に考える。

問題の条件だと思うところに線をひく。

答えを書く寸前に、もう一度問題文を読み直す。

計算は筆算をちゃんと書き、その場で見直す。

こういうことをひとつひとつルーティンとして決めて実行させることです。

正確率が高い、というのは慶應の入試では大きな強みになるので、しっかり分析と対策を施していきましょう。

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しっぺ返し
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志望校を決めた方が成績は上がる
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なぜ慶応?

志望動機というのは志願書にも書くし、面接でも聞かれることが
多いでしょう。

で、その理由として大学付属校だから、というのはどうか?

やはり弱いかな、と思うのです。

もちろん大学付属であるから良い、と思うところはたくさんあるでしょう。大学受験勉強で消耗するよりも本人が望む勉強ができる方が良い、という考え方は当然あるだろうし、それはいいのです。

ただ、早稲田も立教も中央も、まあ、みんな大学付属校なわけで、そこから発展してなぜ慶應?というのがないといけないところがあるのです。

なくても合格するかもしれないが、やはりあるに越したことはない。その方が面接での心証も明らかに良いでしょう。

なぜ慶應?

ぜひ考えてみてください。

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夏の計画
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これからどのくらい伸びるのが妥当か
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学校別対策クラス

塾の学校別対策クラスというのが、東京・神奈川の場合どうしても2月1日校に焦点が置かれます。

したがって慶應の場合だと普通部に関する学校別対策クラスばかりになる傾向になる。神奈川の場合だと栄光や聖光を第一志望とする生徒は少なくないわけですが、これらの学校別対策クラスがないケースが多い。この子たちは概ね麻布の学校別特訓に配置される傾向が多いでしょう。2月1日に麻布を受けるでしょ?というのがその理由ですが、別に麻布をうけない場合もある。

例えば普通部を受けて、2日に栄光を受ける、という場合も当然あり得るわけですが、じゃあ、普通部クラスに行くか?といえばやはりそうではないだろうと思います。

女の子の場合、2日の湘南が第一志望で、1日は少し易しめの学校にしようという戦略の場合、学校別対策のクラスを選びようがなくなる。女子の場合は御三家を中心に学校別対策が組まれる塾がほとんどなので、こういう受け方に対応していない。だから大方「女子学院」にしましょうか、みたいな話になってくるのです。

だから学校別対策というのは、塾任せにできないところがある。

「この学校を受ける」と決めたにもかかわらず、他の学校の対策ばかりをさせられている子どもたちは少なくないので、やはり家庭での対策を中心にした方が良さそうです。

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個別指導の問題点
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復習の優先順位
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式の横にメモをつける

普通部にしても中等部にしても、問題の数が多い分、急いで解こうとしがちです。

その結果として式を書かない子が多いのですが、これがミスの元になりやすい。

多少面倒でも式を書いていくと、何を計算しているのか、何を出そうとしているのかが明確になります。

そして出た答えには必ずメモを。

太郎君の分速なのか、駅までの距離なのか。単位もつけてください。kmなのか、mなのか。

この小さなメモが、ミスを防ぎます。そして答えを書くときにもう一度、問題を見ることも忘れずに。

何を答えるのか、確認してから答えを書くようにしてください。

最後の計算できれいに割り切れると、うれしくなってつい、それが答えだと思いがちですが、実はもうひとつ式がいる、などということはよくあります。

特に中等部は答えだけです。部分点は一切ありません。その分、ミスを絶対にしない、ぐらいの意気込みをもって、丁寧に解いていく練習をしましょう。

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組み分けの位置は上がらないのが普通
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ぼちぼちやる
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生物に関する問題

2015年普通部の問題です。

例年生物の出題は割と細かい普通部ですが、その典型的な問題と言ってもいいかもしれません。問題はスズメバチのスケッチ。

どのくらいの割合で子どもたちはこの縞模様が描けたのかわかりませんが、しかし、ちょっと虚を突かれたところはあるかもしれません。別に潔く捨ててもいいが、こういう問題が出る、ということを前提に図鑑や写真などをよく見ておくとよいでしょう。

一応、子どもたちがある程度知っているであろう、生物ということになりますので、あまり細かいところまで考える必要はないでしょう。


次の生き物は、群れになることがあります。下の問いに答えなさい。
(ア)イワシ  (イ)ナミテントウ  (ウ)ライオン  (エ)スズメバチ
1.(ア)~(エ)の生き物を体が大きい順に並べ、記号で答えなさい。
2. イワシはどれですか。次の(カ)~(コ)から1つ選び、記号で答えなさい。

3. ナミテントウと同じ成長をする生き物はどれですか。次の(サ)~(ソ)からすべて選び、記号で答えなさい。
 (サ)アゲハチョウ   (シ)オニヤンマ   (ス)ゲンジボタル
 (セ)アブラゼミ    (ソ)トノサマバッタ

4. ナミテントウの幼虫の食べ物を答えなさい。

5. ライオンのなかまはどれですか。次の(タ)~(ト)から1つ選び、記号で答えなさい。

 (タ)イノシシ    (チ)ツキノワグマ  (ツ)イリオモテヤマネコ
 (テ)ニホンオオカミ  (ト)キタキツネ

6. スズメバチの腹の模様とはねを図に描きなさい。

7 アブやカミキリムシのなかまには、スズメバチに似た模様を持っているものがいます。模様が似た理由を答えなさい。(解答用紙は20字)

8.森でスズメバチに刺されやすい服の色はどれですか。次の(ナ)~(ノ)から1つ選び、記号で答えなさい。

 (ナ)赤   (ニ)青   (ヌ)緑   (ネ)白   (ノ)黒

9.群れを作る理由が次の(ハ)~(へ)に当てはまる生き物を、(ア)~(エ)からすべて選び、それぞれ記号で答えなさい。

 (ハ)冬越しをする。
 (ヒ)子育てをする。
 (フ)協力してエサをとる。
 (へ)食べられて全滅するのを防ぐ。


【解説と解答】
1 一番大きいのがライオン。次がイワシ。スズメバチ、ナミテントウの順です。
(答え)ウ→ア→エ→イ

2 イワシは形状が細長いのでキ
(答え)キ

3 ナミテントウは完全変態ですから、アゲハチョウ、ゲンジボタルがそうです。
(答え)サ ス

4 ナミテントウはアブラムシを食べます。
(答え)アブラムシ

5 ライオンはネコ科の動物ですから、ツ
(答え)ツ

6 スズメバチの図は下のようになります。

7 自分達がスズメバチに襲われないように、同じ仲間であるようなもようになりました。
(答え)敵に似せて襲われないようにする。

8 スズメバチは黒い色に反応して攻撃します。
(答え)ノ

9 
群れで冬越しをするのはナミテントウ。子育てをするのは、ライオンとスズメバチ。協力してエサをとるのはライオン。食べられないように大群をつくるのがイワシです。
(答え)ハ ー イ ヒ ー ウ、エ フーウ ヘーア 

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比と割合に関する問題
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うわべだけのチェック
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併願の考え方

女子の場合は、湘南と中等部受験とすると、2月1日は両校の受験に関係がないので、併願校はいろいろ考えられるでしょう。

男子の場合は、普通部が入るので全部受けると、他の学校の併願が難しくなります。一次が残念であれば2月4日以降は受験ができますが、本来2月3日までがひとつの区切りなので、これはなかなか厳しい。

そこでエリアによる併願の分け方が出てくるわけです。湘南と中等部がそのポイントになり、湘南が遠い場合は普通部と中等部、逆に神奈川県の場合は普通部と湘南、という分け方になるでしょう。

これが普通なのですが、配点によって考える、というケースもあります。

普通部は400点満点で、各教科100点満点。したがって理科社会で力のある子には有利になるでしょう。

一方湘南、中等部は300点満点。算数と国語が100点満点ですから、こちらの方が自分の力には合う、という場合もあり得る。

いずれにしても併願の組み方を考えていかないといけないわけですが、考慮すべき成績データは秋のものではないと意味がないので、まずは現状、しっかりと狙っていきましょう。

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水溶液に関する問題
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過去問に本文がない
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