模擬試験の合格可能性

模擬試験は学校別模擬試験と総合合格判定模擬試験の2種類があります。

学校別模擬試験というのは、ある学校の出題傾向をそのまま真似てつくる模擬試験であり、用紙まで似たようなものに作り上げます。したがって、解答用紙の扱いなどは良い練習になるわけですが、やはり本番のような受験生の集まり方はしません。したがって、合格可能性は比較的甘めに出る可能性がある。

その学校を受けない子どもたちは当然、その学校別模擬試験は受けないわけですから、集団がどうしても下にぶれる傾向になります。

一方、総合合格判定模擬試験は、1種類の試験ですべての学校を判定する、というなかなか無理矢理な模擬試験ではあるものの、最初から統計的に処理するという前提で作られているから、こちらの分布の方が合格可能性の信憑性は高くなります。集団もそれぞれの模擬試験がほぼ例年通りの規模を維持していれば、そうずれない。ただし、学校別の特徴が強くなれば強くなるほど、ちょっと無理な判定になっていく部分はあります。

で、それぞれの合格可能性を考えた場合、やはりどれも絶対的なものではないので、ある程度参考的な数字である、ということは前提としておいてください。

これはあくまでその試験の結果による判定であるわけで、試験問題によっても上下するわけですから、「受けてもよさそうかな」ぐらいの判断に使われると良いでしょう。

あまり数ポイントの差を絶対視しないでください。65の偏差値の学校に例えば55の子が合格することは当然あり得るわけですから。
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