慶應の出題を見ていると、「それは知らないだろう」とか「それはやってないだろう」という問題は出てきますが、例えば御三家や関西難関校レベルの問題が出てくることはまずありません。
湘南の算数5番6番はそこそこ難しい問題ではあるものの、そのレベルですべての問題が出ているわけではないので、ある程度できればよい、という範囲を絞りこむことができます。
偏差値に比べて、そこまで難問をあまり出さない理由は、やはり他の資質をしっかり伸ばしてほしいと思っているからでしょう。
慶應は完全付属校ですから、別に大学受験に何らかのアドバンテージを持つ子どもたちを受験させる必要はない。それよりはむしろ学問の府として、いろいろな資質を持った子どもたちが集まってくれた方が良いのです。
勉強ができて、学級委員で、ゴミ出しをする子ばかりが集まる必要はないのです。勉強がそこそこできる必要はあるが、それ以上にいろいろな資質を持ってくれていることの方が大事だと考えられているわけです。
だからあまり難問は出ない。その分、あるレベルの問題は正確に解きあげる必要があります。
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