中等部の国語は普通部や湘南に比べ、明確な特徴があります。
語彙やことば、漢字、文学史などいわゆる知識問題が多いことです。これはある意味、これからの対策で結構得点を伸ばせる部分でもあります。
特に漢字に関してはここのところコンスタントに20題出てきているので、結構大きな配点になります。したがって点数を取る工夫をしていかなければなりません。
ただ、中等部の知識や漢字はいわゆる暗記テキストにはあまり載っていません。
実際に過去問をやってみると、結構難しい書き取りがあるし、これらの書き取りはまず塾の暗記テキストには載っていないでしょう。
では何を見ればいいのか?
傾向はここのところ大きく2つあります。
1つは新聞記事から問題を作っているようなイメージの問題。
大統領のソッキン
コンメイの度を深める
オウネンの名選手
などはその例でしょう。
もうひとつがことわざや故事成語
論語の「利を見て義を思う」
果報は寝て待て
悪銭身につかず
などはその例です。
したがってこの2つのことを想定しながら漢字の練習をしていけばいいのです。
故事成語は漢字だけではなく、単独のことばの問題としても出るので、少しまとめて勉強をした方が良いでしょう。
これらは言葉の問題として独立して出題されるだけでなく、長文の問題でも熟語や漢字の問題は良く出題され、これは普通部や湘南と明らかに違う出題傾向になります。
なかなか当てるというところまで行かない部分があるかもしれませんが、新聞をよく読む、故事成語を勉強するという2点で対応ができる部分があるので、これはぜひやっておきましょう。