試験時間40分で、大問3問が例年の形でしょう。読解大問2題。知識1題。知識はこれまでほぼ漢字の書き取りに限られるといってもよかったのですが、2021年は同音異義語が4問出題されて合計小問として10問になりました。文章の長さによっては3題目の問題を用意する場合があります。
読解は物語文1題。説明文1題。共に小問10題。20字~50字程度の記述問題が数問含まれますが、中心は選択問題、書き抜き。記述は決して長くはないので、その分要点を簡潔にまとめる素養が必要になります。ポイントを押さえ、端的に答える工夫が必要です。問題文はそれほど難しい文章ではないが、選択肢については紛らわしいものもあり、本文の内容と照らし合わせて根拠を見つけることが必要でしょう。
漢字の書き取りの難度は、標準的と言えるでしょう。それほど細かな出題ではありません。
物語文については、場面の理解、登場人物の心情理解が必要なので、まず過去問で出題傾向をつかみ、類題の演習をていねいにやる必要があるでしょう。
全体として答えの形が決まっている問題、つまり適語選択や選択肢、書き抜きが多いため、点数はまとめやすいと思います。70点ぐらいが合格の目安といえるでしょう。
国語は早めに過去問に取りかかれるメリットがあります。まずは過去問に取り組んで、出題の傾向をしっかり把握しましょう。特に選択肢の感覚を身につけることが重要になります。