夏休みを前に、もう一度出題傾向を整理しましょう。
中等部の算数は答える形式が独特です。
2024年慶應義塾中等部 算数4です。
ある規則にしたがって、以下のように分数を並べました。
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・・・
(1)
ははじめから数えて何番目の数ですか。
(2)はじめから数えて50番目から60番目までの分数をすべて加えるといくつになりますか。
【解説と解答】
(1)分母は2の倍数、分子は奇数で小さい順に並び、分母より大きくならずに次に進みます。
分母は2、4、8、16、32、64とすすみ、それぞれ
1、2、4、8、16と分子があるので分母が32まで31個。
31は(31-1)÷2+1=16番目ですから、31+16=47番目
(答え)47番目
(2)初めから50番目は(1)から
48番目が
、49番目が
、となり50番目は
です。
60番目は分子に2×10が加わるので
です。
11個あるので、(37+57)×11÷2=517だから
=8![]()
(答え)8![]()
中等部の配点は算数国語が100点満点、理科社会50点の300点満点です。
同じ慶應であっても、3校のスクールカラーは違います。
慶應義塾中等部の算数は、一行問題の出題が多くなります。
今年の中等部の社会は、問題数が例年に比べてかなり多くなりました。
中等部の問題は、以前は記号だけでした。
中等部の算数は、ここのところ易化が進んでいます。
3校の中で、国語の対策が一番難しいのが慶應義塾中等部です。
中等部の問題は、同じ偏差蜘レベルの学校に比べるとやさしいでしょう。