レベルを絞る

慶應で御三家レベルの問題が算数で出るとすれば、湘南の5番、6番だけでしょう。

それ以外は、そこまで難しくない。
例えば60分4問だと1問15分かけられますが、普通部は40分で8~10題。中等部は45分で9題~10題。

つまり、1題にかけられる時間は3分の1しかありません。ですから、少なくとも夏休みまでは、あまり難しい問題をやるよりは、標準的な問題にとどめて、正確に解き上げる力をつけることが大事です。

もとより、慶應は大学受験に必要な学力を求めているのではなく、大学で充分に学べる力を持てるであろう、力を期待している。

だから、基礎がしっかりしていることが大事です。基礎がしっかりしていないのに、いろいろ難しいことをやろうとしすぎているのが、最近の受験教育には見られます。

御三家レベルの問題は、今は捨てていい。わからなくても結構。あまり出ないのだから。

それよりは、すべての範囲の標準的な問題ができるようにするべきでしょう。


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