一行問題で気をつけること

例えばこんな問題がよく出題されます。

A君が5歩で行く距離をB君は3歩で行きます。
またA君が3歩行く間に、B君は2歩歩きます。
二人の速さの比を求めなさい。

という場合、歩幅の比がA:B=3:5 動きの比がA:B=3:2ですから、速さの比はA:B=9:10になります。

しかし、問題の条件がA君の歩幅はB君の3分の2です。という条件に変われは今度は歩幅の比は2:3になるので二人の速さの比は同じになります。

で大事なことはひっくり返してかける、という認識ではなく、歩幅の比と動きの比をかけて速さの比にする、という基本です。

歩幅が1秒間に何歩動くか、が速さなわけで、それをしっかり認識すればミスは減るわけですが、つい距離とでたらひっくり返す、みたいな覚え方をしていると、間違えてしまうことになるのです。

算数の一行問題は何回も同じような形で出てくる分、ああ、ここはこうして、みたいなパターン行動が生まれて、間違えるケースが多いのです。
別に速くなくてもいいので、よく問題を読んで、何を聞かれているのか、問題を解く本質は何なのかを明確にして解いていってください。

決して解法を丸暗記してはいけません。


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