中学受験」カテゴリーアーカイブ

慶應の保護者に慶応卒は多い、が・・・

慶應の保護者に慶応卒が多い、というのは間違いないでしょう。

でも、これはどの学校にもある話だと思うのです。自分が出た学校というのは、それなりにわかっているところがある。馴染みがあるから、多少なりとも安心感があるわけで、だから「受けさせてみよう」ということになりやすい。

慶應の場合は大学があるので、その数はかなりの数に上ります。幼稚舎から大学まで含めて慶應卒は多いわけだから、当然、その数も多くなる。

だから保護者に慶応卒が多い、わけですが、ここから「親が慶應卒でないと入れない」などという話が出てくる。

まあ、さすがにそれを信じている方はいないだろうと思うのです。

そんなばかな話があるわけがない。

しかし、そういう話が割と真剣に話されるところがある。それにまことしやかなオヒレが付くから、たちが悪いところはあるのですが、選考にはまったく関係ありません。

=============================================================
今日の田中貴.com

神奈川私立中学相談会
==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

塾を休む子
==============================================================
慶應進学オンライン
==============================================================

==============================================================

==============================================================


帰国子女の受験

慶應の場合、中学での帰国子女枠を持っているのは、慶應湘南だけです。

慶應湘南の帰国枠の入試は2種類あって、ひとつは算数・国語の試験と外国語の作文。もうひとつは4教科の試験。

日本人学校に在学していて、今一つ外国語は得意ではない、という場合は4教科の試験を受けることが多く、現地校やインターナショナルスクールに在学する場合は算国と外国語作文を選択する場合が多いでしょう。

算国の試験は一般生と同じ試験ですから、日本人学校の算数や国語に比べるとやはり難しいので、海外の日本人向けの塾に通うか、通信教育のようなものを利用する必要があります。

高校の場合はそれぞれ帰国枠があり、また帰国子女が一般枠でも受験することができます。高校の受験科目は理科社会がなくなるので、英語、数学、国語。英語がある程度現地校などでできるとすれば、これは明らかにアドバンテージがあるので、あとは数学と国語を何とかするということになりますが、一般枠で受験できるというメリットは高校にしかないので、これを利用した方が良いでしょう。

それぞれの家庭の事情があるので帰国の時期がままならない面がありますが、英語ができる場合であれば高校受験の方が有理であるとは言えるでしょう。

ただ、この場合でも数学や国語の対策はしっかりしなければならない。

これもまた海外にある日本人向けの塾を利用するか、あるいは通信教育を利用するか、ということになりますが、体力があるぶんだけ、こちらの方がやりやすいかもしれません。

=============================================================
今日の田中貴.com

温度に関する問題
==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

私立に進んだ後の塾
==============================================================
慶應進学オンライン
==============================================================

==============================================================

==============================================================


どこまで伸びるか?

この段階での模擬試験の合格可能性はあまり意味がない、といつも思います。

むしろ、何か余計にいろいろなことを考えさせられるのが良くない。悪いと、やはり無理かしら、なんて考えるし、良くてもこれから悪くなるかもしれない、なんてことを思ってしまう場合があるでしょう。

今のうちは、だれでも伸びる可能性を持っているものなのです。

確かに5年生までの成績で偏差値は出せるでしょうが、それは入試の時の偏差値ではない。それは充分に上がる可能性があるし、また、本当にやる気をもってやったらまた大きく変わることもある。

ただし・・・。

同じやり方をしている限り、あまり変わらない、と思った方が良いでしょう。

例えば、同じ塾で、同じテキストを使い、同じカリキュラムテストを受けていたら、それは5年生のときとあまり変わらない。

なぜか・・・。

方法論が固定的だからです。同じやり方をしていれば、集団が同じである以上、同じようなところに落ち着く。だから、やり方はいつも吟味していないといけないのです。

同じ塾で、同じ方法を使って、いつかは合格ライン、というのはなかなか難しい。

だからこそ、いろいろな方法を試していかないといけない。組み分けの結果がここ半年、あまり変わらない、と思ったら、この先半年も変わらないと思った方が良いでしょう。そのクラスが慶應の合格ラインを越えていないのであれば、方法論は変えないといけないのです。

=============================================================
今日の田中貴.com

団体競技が難しければ、個人競技を考えてみる
==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

どこまでできるようになっているか
==============================================================
慶應進学オンライン
==============================================================

==============================================================

==============================================================


入学式

3月31日に大学院の卒業式があったと思いきや、4月1日にもう大学の入学式でした。

早いなあ。

入学式は二部制。

午前中が、法学部、商学部、理工学部、別科・日本語研修課程。午後が文学部、経済学部、医学部、総合政策学部、環境情報学部、看護医療学部、薬学部。

だから、卒業式と違い、保護者は早く行けば同会場に案内されるようですが、それでもたくさんくるだろうから、パブリックビューイングも当然、行われました。

桜は満開。 これから諸学校の入学式も続々と続きます。

入学、おめでとうございます。

=============================================================
今日の田中貴.com

第129回 自分の面倒は自分で見る
==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

習い事、今、昔。
==============================================================
慶應進学オンライン
==============================================================

==============================================================

==============================================================


留年

中学から慶應は留年があります。

まあ、普通にやってれば、と思うのだけれど、やはり普通にやらない子はいるもので、進級の推薦に漏れるとまた1学年やり直すことになります。

これは大学でも同じですが、大学の場合は、ぎりぎり3月にわかることが多い。本人は足りているつもりでいたのが、ふたを開けてみると単位が足りない、ということになる場合があるのです。

これが卒業となるとさらに大変で、すでに内定をもらっているものが辞退になるから、就職活動もやり直さないといけない。まあ、普通は無事卒業させてくれるものだ、と思いたいが、そう行かない場合もあるでしょう。

慶應の場合、同じ学年は2回しかやれないので、次の年は必ず上がらないといけませんから、下の学年に落ちてさらにそのプレッシャーにも耐えないといけないわけだが、それは自分が原因なのだから、乗り越えるしかない。

だから今の時期が一番暗いわけです。

そういうのを見ているから、他の学生も一応は試験前にはプレッシャーがかかる。だから、一応歯止めがかかる、ということになるわけです。

=============================================================
今日の田中貴.com

熱量の問題
==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

付属校のメリット
==============================================================
慶應進学オンライン
==============================================================

==============================================================

==============================================================


数の性質の問題

2014年普通部の算数の2番です。


$$frac{1}{4}$$を小数で表すと0.25となり、わり切れます。$$frac{1}{3}$$は0.333・・・となり、わり切れません。

偶数の積2×4×6×・・・×20をAとするとき、$$frac{B}{A}$$がわり切れるような最も小さい整数Bを求めなさい。


20までの偶数の積ですから、
6=2×3 12=2×2×3 14=2×7 18=2×3×3となるので、素因数分解したとき3が4個と7が2個あります。それ以外は2と5ですので、分母に残っていても割り切れますが、3と7は残っているとわり切れません。

したがって、これが約分される必要があるのでBは3×3×3×3×7=567になります。

【答え】
567

=============================================================
今日の田中貴.com

合同説明会
==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

朝型の勉強が良い理由
==============================================================
慶應進学オンライン
==============================================================

==============================================================

==============================================================


考える練習を積む

入試問題は大きく分けて、

1 知識を知っていればできる問題

2 その場で考えて答えを導き出す問題

に分かれます。

国語で言えば、漢字や文学史は1の分類になり、長文読解の問題は2になる、ということなのですが、慶應は以前から1の比重があまり高くはなかったのです。元から基礎ができていればいい、ということだからあまり細かな知識は求められなかったのですが、ここのところそれがさらに明確になってきているように思えます。

逆に言えば、細かな知識がなくとも考える力がなければ解けない問題が増えているということなのです。

しかしながら、これは慶應ばかりの問題ではない。全体的に今はそちらの方向に入試問題の舵が切られている感じがします。細かいことをたくさん覚える必要はない。しかし、小学生として知っている知識をフル動員して、この問題はどう考えるのか、この問題はどう解くのか、というようなことに視点が移ってきている。

ある意味では言えば、最後の一夜漬けが利かない、ということなのです。

長い文章を読み、図やグラフ、表からデータを読み取って、それで解答を導き出す。これは地道に問題を解いていかないといけない。

つまり問答を繰り返すことで、力が付く、ということなのです。なので、早めに過去問に入った方が良い、と私は思います。

今年の問題も収録した過去問がすでに出版されています。最初から何点とらないと、などと力試しをしてはいけません。むしろ1問ずつ切り分けて解いていくのが良いでしょう。その1問、1問をていねいに練習することで考える力が身についていくのです。

少しずつ考える練習を積み重ねていきましょう。

慶應義塾普通部 27年度用―中学過去問シリーズ (10年間スーパー過去問6)

=============================================================
今日の田中貴.com

受験校の主流
==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

テストが楽しみになるようにする
==============================================================
慶應進学オンライン
==============================================================

==============================================================

==============================================================


基本を大事に

今年の3校の入試を振り返ってみて、例年にくらべてやはり若干問題自体はやさしかったという印象があります。

しかし、問題がやさしいから、入りやすい、ということには残念ながらなりません。元から御三家に比べれば基本を重視する問題が多いわけですが、当然、できる子どもたちが多くなり、平均点も高くなる。

そうなると、ちょっとした勘違いや思い違い、あるいはミスといったものが大きく響いてくることになるわけです。だからていねいに、確実に解く力が必要になる。

別に細かい知識が必要なわけでもないし、高度な理科の計算問題を解くわけでもありません。ただ、しっかりと問題文を読み、自分で考え、答えを導き出す、という基本がしっかりしていないといけない、ということが重要になる。

それはともすると退屈な訓練になるかもしれません。しかし、何よりそこが大事だと学校が考えている以上、その力をしっかりと培うことが大事なのです。

元より慶應諸学校は慶應義塾大学に進学することが決まっている学校ですから、特に大学受験の成績を競う必要はない。

むしろその後、しっかりとした学習や研究ができるようになっていればいいわけで、この問題はこう解くみたいな受験テクニックを多く持っていることを求めているわけではないのです。

そしてこれは説明会でもよく話されていることではありますが、それ以外の時間はやはり受験勉強以外のことに使ってもらいたい、と思っています。

スポーツでも芸術でも、あるいは観察でも実験でもいい。子どもたちの関心が広がり、興味を持てる分野が幅広くなることは別に中学に入る前でも十分にできることではあるのです。

最近普通部の問題で、男子厨房に入るべし、みたいな問題も出ることがありますが、そういう経験の幅広さ、みたいなものは受験勉強の他に考えておいた方が良いと思います。

春休みに入りますが、塾の講習ばかりでなく、家族で旅行に行ったり、歌舞伎を見に行ったり、というような日ごろできないことをぜひ経験してもらいたいと思います。

=============================================================
今日の田中貴.com

マルイチ算
==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

中学受験はしないが、先先は心配だから、という場合の塾選び
==============================================================
慶應進学オンライン
==============================================================

==============================================================

==============================================================


クラブ活動

付属校はクラブ活動が活発です。慶應諸学校もその典型かもしれません。

一般に中高一貫校は6年間同じスポーツの部が中学、高校と流れて活動が一体化する部分もありますが、中等部、普通部の場合は上の高校が同じ敷地にはありません。

しかし、サッカーならサッカー、野球なら野球で大学の体育会から一貫した流れができていることが多いのです。ですから、普通部の野球部のコーチに普通部出身の体育会の学生がつくこともあります。

その意味で言えば、ずっと大学までつながっている、という感覚があるかもしれません。

だからといって、やはりそれぞれの学校の部活動ですから、学年や体力に合わせた活動が行われている。ただ、受験がないので、部活でもやらないと時間がもったいない、という面があるので、学校としてはなるべく部活をやるように推奨しています。

で、そこは付属校ですからなかなか他校にはないものもあります。

そういうのを調べてみるのも大事なことでしょう。

例えばラグビー部は中等部と普通部にはあるが、湘南にはない、みたいなことがわかって、どう受験するかというのが決まってくる子もいました。逆の女子のサッカー部が湘南にあるので、それで目を輝かせた子もいます。

これからいろいろと部活が対外試合をする季節になるので、大学を含めて興味のある競技があれば見に出かけてみるのも良いでしょう。

慶應義塾大学体育会ホームページ

=============================================================
今日の田中貴.com

志望校のホームページをチェックしましょう。
==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

忙しい子
==============================================================
慶應進学オンライン
==============================================================

==============================================================

==============================================================


どう選ぶか

中等部の二次試験の一日化で男子は、やはり3校受けることはしんどくなりました。

慶應を指導する先生と話をしたときも、男子は1校落とさざるを得ない、という感想でした。

元より一次試験というのは通ってもらわなければいけない試験です。一次に合格してもまだ、そこから2倍ある。ということは受ける以上は一次に合格して二次に進む、というのが前提なので、落ちたらこうする、というような考えはもちろん準備としてはあり得るけれど、それを前提に組み立てられない。むしろ、一次試験は合格する、という前提で組み立てるべきなのです。

中等部も女子、男子の順になりましたから、これで中等部の一次試験を合格すれば男女とも辞退しない限り5日に他校は受けられません。女子の場合は普通部がないので1日に他の学校を受けるという選択肢があるわけですが、男子の場合は残念ながらその日がない。

午後入試といっても普通部の試験は午後3時過ぎまでかかりますし、湘南は遠いからなかなか次の試験会場に行くのに苦労がある。

で、どこをやめるかということになると、やはりそれぞれの家庭の考え方によるでしょう。

例えば1日の普通部をやめる、という考え方も当然のことながらありえるし、地域によっては中等部は受けない、という場合もあれば、逆に湘南を回避する、ということも考えられます。

結果として、来年はやはり男子の受験者数は減るのではないかと思っています。その分、多少、合格しやすい、という感じはあるので、本当は全部受けたいという気持ちも捨てがたいのですが・・・。

=============================================================
今日の田中貴.com

音に関する問題
==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

鶏口となるも牛後となるなかれ
==============================================================
慶應進学オンライン
==============================================================

==============================================================

==============================================================