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学部選抜方法

慶應の付属高校から慶應義塾大学への進学は、高校の成績で決まります。

慶應はどこでも、どの学年でも再修制度があって、その学年を終える成績をとらなければ自動的に留年させられます。しかも同じ学年は2年まで。2回目に合格しなければ退学になる。だから、まあ、付属校とはいえ、それなりにがんばらなければいけないわけですが、普通は順調に進学します。

ただ、大学の学部だけは、中学から高校の進学とは違い、希望だけでは通らない。

それぞれの学部から付属校に対する定員が決まっているからです。一番厳しいのは医学部で、この枠はまず動きません。ただ、それ以外の学部の枠は多少、動くことがある。例えば理系の場合だと、医学部、薬学部、理工学部しかないわけだから、理工学部の場合は多少なりとも吸収しようというところは大学にも高校にもあるので、各部長ががんばらないといけないところではあるのです。

が、やはり人気学部というのはあって、それは成績で決まります。

成績は2種類あって、ひとつは平常時の成績。そしてもうひとつが進級試験。記憶では1月だったと思いますが、この2つの試験の合計で推薦が決まります。で、ここで希望学部に推薦されないと、次の志望順に回されることになるわけです。

で、それが不本意である場合は、留年するか、次の希望学部に入学して再度外から受験するか、ということになります。成績が通っているのに留年する、というのはあまりなくて、やはり次点の学部に進んで休学になることが多いでしょう。

それが一応内部試験と呼ばれるものです。もちろん外から大学受験をするよりは、よほど楽だとはいえるのですが、一応最後の試験に向けて受験勉強はみな、そこそこしているのです。
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国語の出題形式
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なぜ慶應なのか?

慶應は割とファミリー的に選ぶ、という要素があります。

つまりうちは慶應だから、みたいな感覚というのは、間違いなくある。それでも、まあ、全員が入れるというわけでは本当はないのでありますが、しかし、何となく有無を言わさず、「ウチは慶應」と決まっている。

これは、子どもたちにとっては迷惑な話かもしれないのです。

だって、本当に慶應が合うかどうかはわからないから。もちろん、親も子もいろいろ検討した結果として、やはり慶應、となれば問題はないのです。問題は「最初から決まっている場合」。

以前、預かった男の子で、弟君が先に幼稚舎に入ってしまったケースがありました。お兄ちゃんも幼稚舎を受けたのだけれど、失敗。だから、お兄ちゃんを何とか中学で慶應に入れようと、家族みんなで必死になっている、という感じでした。

これは結局、お兄ちゃんにとって楽しい話ではない。ものすごーいプレッシャーになっていただろうと思います。

それでもその子は何とか入ってよかったですが、そうでない子ももちろんいました。でも、受験が終わってお母さんが

「でも、私もこの子も解き放たれた感じです。あとはこの子の行く道を行けばいいのですから。」

と言われたのはちょっと印象に残っています。もうずいぶん前の話ですから、嫁の立場で他の学校に行かせる、なんて言えなかったのかもしれませんが、本当に子どもに合うかどうか、まずはしっかり考えてから志望された方が良い、と思います。

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平面図形の問題
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やはり近くの塾を
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野球の物語

今年の普通部の国語は五味太郎の「ときどきの少年」で、これは塾の国語のテキストにも入っていることが多く、読んだことがある受験生も少なくなかったかもしれません。

普通部は男子校なので、野球の少年の物語というのはたまに出題されることがあるのです。

しかし・・・

塾で授業をしていて内容が今一つわからない、という子が近年ちょっとずつ出てきました。

つまり、これは物語がわからないというのではなくて、野球がわからない、という子。

「え、プロ野球とか見ないの?」
「見ないかなあ。」
「じゃあ、野球盤なんてやったことない?」
「なに、野球盤って?」

この辺から、もう授業は物語そっちのけで野球談議になってしまいます。

昔はこういうことはなかった。テレビでもプロ野球中継はガンガンやっていたし、スポーツニュースも特集もたくさんあったが、今はJリーグやそれ以外の競技もたくさんあるから、野球の民度というのはやはり低くなったでしょう。

で、まあ、とはいうものの、男子校ではあるので、野球の物語は出題される可能性はあるので、多少なりとも野球は知っておいた方が良いでしょう。

別にそんなことは心配ない、と思われるお子さんも多いとは思うのですが、たまにリアルな野球の試合を見に行くのもいいでしょう。

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この部活をやるんだ!
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転塾
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地方から慶應の中学を狙う

湘南藤沢高等部には全国枠という募集形態があります。

これは、東京、神奈川、千葉、埼玉以外の道府県から受験できるわけですが、合格すると当然、下宿したり寮に入って学校に通うことになります。ただ中学の場合は一応保護者の元から通うことが決まっているので、地方から中学を受けることはあまりないと思われているかもしれませんが・・・。

しかし、結構地方から慶應普通部、中等部、湘南藤沢中等部を受験している子どもたちは多いのです。

合格したら、お母さんかお父さんのどちらかが引っ越すことを前提に受験しているのでしょうが、昔に比べれば実は受験勉強がしやすくなっているのです。

中学受験は以前は首都圏と関西圏と一部地域に限られていましたが、今は大都市圏には必ず中学受験塾があります。だからわざわざ東京や神奈川まで出てこなくても、中学受験準備をスタートできるし、いろいろな対策教材が増えているから勉強できるのです。

今から15年以上前はそうはいかなかったので、結構遠くから通われていました。

私の教室にも九州・中国地方や東北などから週末だけ通ってくる子どもたちがいました。まず飛行機でやってきて、土日はすべての授業に出る。そしてまた飛行機や夜行で帰っていくのです。

しかし、大変なように見えて、普段は家だけで勉強することになるので、週末だけが大変だったわけですが、概ね6年生の夏休みが終わってから、ということが多いので「最後の半年、がんばろう」ということでやってこられたのだと思います。

ただ、地方からの中学受験の成功率は少なくとも私が経験した限り、高かった。東京や神奈川に住んでいる子どもたちよりも苦労している分、やはり気持ちが強いところがあったのかもしれません。

だから、中学から慶應、というのも充分選択肢になりうるのです。今はインターネットもあるし、いろいろな情報が得られる分、合理的にやれば地の利がなくとも対策はできます。

我が子を慶應に、と思われているのであれば、考えてみてもよいのではないでしょうか。

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面倒見の良い塾とは
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入試問題と相性
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2014年慶應湘南入試結果

今年の入試結果が湘南から発表されました。

昨年度の結果は以下の通りでした。

まず補欠打電数ですが、昨年が38であったのに対して今年は34ということで、予想よりはやや少なかったようです。

1日に減らした面接ですが、例年以上の絞り込みができていたのかと思います。

また一般と帰国の倍率の差は今年はやや詰まってきて、一般が最終で3.79倍、帰国が3.22倍となりました。まだ帰国の方がゆるめではあるものの、同じ3倍台になってきたのは良いことだろうと思います。

また昨年の入学者数は女子の方が12名多かったのに対して今年は男子が7名多くなりました。

ほぼ男女同数の学校ですが、中学生のころはやはり女子の方が精神年齢が高い分、女の子の力が強い傾向にあります。昨年は人数まで上回ってしまったので、大変だなあと思っていたのですが、その点今年は若干修正されたのだろうと思います。
入試短縮でいろいろ影響はあったでしょうが、最終的に二次の受験者数がほとんど変わらなかったのは学校にとっては良かったと思います。
実際に一次合格、二次辞退の数は昨年よりも今年の方が下回っていて、日程が詰まってハードな入試になった分、本当に来たい子を多く集められたのかもしれません。

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第125回 春休みの学習
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多少難しい問題も・・・
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