月別アーカイブ: 2023年8月

普通部の社会ー傾向と対策ー

試験時間は30分。100点満点のテストです。

解答用紙は変形A3版。幅はほぼA4の縦と同じ。解答を書く欄によって長さは毎年、いろいろですが、解答を書く場所は50個以上ありますから、結構忙しい問題でしょう。

大問は5~6題。例年地理と歴史で大問2題ずつ。残りが公民と現代社会という割合で、やはり地理と歴史の比重が高い出題といえます。

地理に関しては地図に関する主題が比較的多く、また各校で最近減少しているある地方に集中した問題も出題されます。特に旅行と絡めて鉄道がらみの問題や、高速道路がらみの問題も出題されています。元から、基本問題、やや細かい知識問題が出題されてきているので、知識は多いほど良く、やはり暗記の中身が問われます。

解答形式は選択式、単語解答がほとんどです。記述は1~2題程度で、それほど長くはないので、用語解答と大きく変わりはありません。

歴史の特徴として、やはり江戸幕末から明治にかけて、慶應創立のころの問題が比較的出題されやすく、この時期を集中して勉強しておくと良いでしょう。

それともうひとつ気をつけなければいけないのが「塾では絶対に習わない」と思われる問題です。出題されて驚くことが多いかもしれませんが、これも過去問でチェックをしておきましょう。もちろん、全部できるわけはないでしょうが、しかし、いろいろ考えてみると案外日常生活で知っていることを利用すれば解けることも多いのです。

大事なことは慌てないこと。まずはじっくり問題文を読んでみてください。

そういう問題が出るということを前提に考えておけば、それなりに対応できます。

御中の書き方、とか、梅干しの付け方とか、スーパーマーケットのどこに野菜売り場があるとか、まあ生活常識を問う問題がほとんどなので、あっけにとられず、知っていることだけを答えれば良い、と考えていきましょう。

慶應義塾普通部 出願ゼミ 第3回 志願書の書き方(2)(2023年度用) 

以下は2023年の出願ゼミの内容になります。2024年度については、改めて9月以降学校が出願内容を発表次第アップデートしていきますが、事前にこれまでの内容を確認されたい方のためのページとなりますので、ご承知置きください。

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慶應義塾普通部 出願ゼミ 第2回 志願書の書き方(1)(2023年度用) 

以下は2023年の出願ゼミの内容になります。2024年度については、改めて9月以降学校が出願内容を発表次第アップデートしていきますが、事前にこれまでの内容を確認されたい方のためのページとなりますので、ご承知置きください。

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普通部の理科 ー傾向と対策ー

普通部の理科は明らかに特徴が出てきます。

他の学校に比べて明らかに生物の問題が多い。かつまた細かい。これには明確な理由があります。

慶應は付属校ですから、別に大学受験をさせる必要はない。つまり大学受験に必要な理科計算に長けていることを小学生に求めない。

逆に小学校で勉強する理科実験だったり、理科の観察だったりを大事にしたいと思っているのです。

科学はある意味、観察と実験がそのスタートとなるわけで、そこがしっかりしていないと本当にいろいろなことに気づくことができない。ただ、答えはこうなる、ということだけを知っていることが学問にとって有理かといえばそうではない。

だから普通部ではカイコなどの動物を飼わせてみたり、フィールドノートをつけさせたりする。

これは子どもたちにとってある種、苦痛な部分があるでしょうが、しかし、それが後後子どもの人生を変えることになることもあるわけです。実験を通じて関心のあることへ進んでいった子どもたちは多いわけで、したがって対策は原理原則に戻る、ということだと思います。

つまり、虫の名前を図鑑で覚えるのではなく、実際に虫を飼ってみる。

花の分解図を参考書で覚えるのではなく、実際に自分で分解してみる。

そんなまどろっこしいことをやっている暇はない、と感じられるかもしれませんが、しかし、普通部はそういうことができる子を求めているわけです。

追い込みになったら、なかなかそういう時間がとれないのは当たり前ですが、4年生、5年生の段階はチャンスではないでしょうか?

早くから塾に通うことよりも、そういうことを実生活の中でやってみる機会を持つことが、とても大事なことだと思います。

またスケッチは毎年出題されていますが、スケッチはやはり練習が必要です。まずはテキストや図鑑の模写をやってみると良いでしょう。実際に6年生になって過去問をやってみると、なかなか図を描くのが大変だということがわかりますから、先に練習を始めておくことも必要です。