慶應の3つの中学の高校進学にはいくつか特徴があります。
慶應湘南は同じキャンパス内に中高がそろう一貫校ですから、湘南の中等部に入った生徒はこれは自動的に湘南の高等部に進学します。他の高校に進学することはできません。もしそれを望むのであれば、高校受験を別に考えなければいけない。
しかし、普通部と中等部の生徒は、同じキャンパス内に高校がありません。つまりこの2校は中学校でしかないので、高等学校への進学を選択することになります。
したがって、男子の場合は、慶應義塾高校、慶應志木高校、慶應湘南藤沢高等部、慶應ニューヨーク学院の4校に進学することになり、女子の場合は慶應女子高校、慶應湘南藤沢高等部、慶應ニューヨーク学院に進学することになる。
とはいえ、慶應中等部の女子は、ほとんど慶應女子高校を選び、普通部の場合はやはり同じ日吉にある慶應義塾高校を選ぶことが多い。
ただ少数派ではあるが、普通部から湘南とか、中等部から志木高校、などを選択する生徒もいます。
この選択はほぼ本人と家庭の選択によって決まります。
高校への推薦は、当然のことながら学力で決まるものの、同じ慶應塾内ですから卒業を認める場合であれば、必然、どの学校にも推薦できる、ということになるので、あとはどこに行きたいか?ということで決まります。
同じ慶應の高校であってもやはりそれぞれに特徴がある。慶應湘南と慶應ニューヨーク学院は共学ですし、慶應義塾高校は男子校だが制服があるのに対して志木高校はほぼ自由な服装で通う。志木高にも制服はあり、公式行事では慶應義塾高校と同じ詰襟の制服を着るのですが、普段はまったく自由になっているので、そこはだいぶ違いを感じることがあるでしょう。
高等学校は基本的に下宿や寮から通うことができますが、海外転勤でアメリカなどに駐在する場合はニューヨークの方が便利だ、ということでニューヨーク学院を選択することもあるわけで、それぞれご家庭の考え方や事情によって決まります。
普通部か中等部のどちらかに入れば、基本的に高校は選び放題ということにはなるので、これも学校選びのひとつの要素にはなりえるでしょう。
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