春期講習が続いていますが、これもあと数日で終了。
やはり時間が経つのは早い。あっという間に新年度が始まって2カ月になってしまいました。あと10か月。
これから空白の3か月といわれる時期に入ります。6年の1学期は、まだカリキュラムが残っている塾が多いので、それを学習しているうちに毎週の勉強がパターン化して、メリハリがつかない状況になることです。
つまり、何となく勉強はしているが、成績はあまり伸びていかないし、学校別の対策をするわけでもないので、何となく過ぎてしまう。しかし、同じ勉強の仕方をこれまでもある程度してきているわけですから、この3か月で画期的に成績が良くなるということはあまりないかもしれない。したがって、何かを変えなければいけない時期に来ているのです。
何を変えるか?と言えば、一番はやはり志望校を意識した勉強をすること。
つまり、組み分けテストやカリキュラムテストに対する勉強ばかりでなく、志望校に出そうな内容を少しずつ加えていくことです。夏休みから過去問に入る塾が多くなりましたが、それでも早い方。塾によっては秋後半まで手を付けさせないところもありますが、やはり子どもの動機を考えると、学校を意識した勉強にだんだん切り替えていった方が良いでしょう。
慶應について言えば、例えば中等部や湘南の前半の算数を練習してみるとか、あるいは読解問題をやってみるとか、そういう工夫をされると良いのです。
過去問を力試しにとっておこう、という考えもあるかもしれませんが、力試しは模擬試験があるので、むしろ過去問は勉強の題材として使いこんでいった方が子どもたちもやる気が出てくる。
できないものばかりをやっても仕方がないが、できるものは今から手を付けていった方が良いでしょう。そういう意味で1学期の勉強をそろそろ計画してみてください。
ただし3か月ペースで考える。
毎週、同じことの繰り返しにならないように気を付けてください。例えば5月は湘南の国語を解いてみる、とか。6月は中等部の理科の化学の範囲をやってみる、とか。
そういうテーマ別の勉強を加えていくと、目先も変わるし、子どもたちの意識も次第に受験モードに入っていけるでしょう。
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