リベンジ

慶應は高校での募集人員が多いので、中学で残念だった場合、3年後を目指す子どもたちが少なくありません。

中学受験で一緒に勉強していた子どもたちが、中学受験の合否でいったん分かれ、高校受験をがんばってきた子どもたちが3年後また高校で一緒になる、ということが良くあります。

中学から入った子と高校から入った子がまとまって、塾に遊びに来ます。しかし、良くしたもので誰が高校から行ったかはすぐわかる。

やはり高校から行った子どもたちはそれなりに3年間分の成長をしています。模擬試験もあっただろうし、進学に関して親や先生との葛藤もあっただろうが、それがやはり子どもたちの成長にプラスになっているのか、中学から行った子どもたちに比べれば明らかにしっかりしているという印象を受けます。

3年間、諸学校でやってきた子どもたちと、例えば英語を帰国子女と戦いながら自分の力を磨いてきた子どもたちではやはりそれは差がある。これは大学でも同じでしょう。それぞれは力があるが、それをしっかり鍛えたかどうか、というのはまた別の話です。

中学受験が終わるとすぐ、高校受験になります。

3年前の子どもたちがいよいよ受験を迎えます。今まで頑張った分、それは本人に大きな力を与えてくれているので、ぜひここまでのがんばりを発揮してほしいと思います。

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