2人の女の子

以前、2人の女の子が6年生の2学期から教室に参加しました。

成績を見ると、二人とも大変素晴らしい。ともに女子御三家を併願するのですが、多分合格するでしょう。にもかかわらず、慶應の教室に参加したのは二人とも慶應中等部が第一志望だったからです。

慶應中等部は、一次試験の後、面接と体育実技の二次試験があります。で、模擬試験の成績が良くても、合格したりしなかったりする。そこはもちろん、試験、提出書類、面接、体育実技を総合して判断するからですが、いつもお話ししているように踏むべき石を踏んでいかないといけない。

で、実際に二人には同じように指導しました。

しかし、一人の家族は熱心にいろいろ準備をしたのですが、もう一人の家族はなかなかその必要性が理解できませんでした。多分、娘の成績に自信があったからだと思うのですが、これは絶対にプラスには働かない。

保護者の面談練習のときも、やはり準備には差がありました。で、結果はその通りに出ました。二人とも一次試験には合格したが、二次は明暗を分けた。なぜウチの子が落ちたのか、最後まで納得がいかなかったようですが、指導する立場からすれば、完全に準備不足だったのです。

成績の良い子の保護者の方ほど、この罠に陥りやすい。これだけできるのだから、ウチの子が落ちるわけはないだろう、と思いがちだし、思いたい気持ちもわかるのですが、そういう子どもたちはある意味たくさんいる。その中からどう選ばれるのかが吟味されないといけないのです。

東京の女子御三家の合格者はおよそ600名。慶應中等部の女子合格者は50名。ですから、やはり求められることをしっかりやっていかなければ自ずと差が出てきます。そこまで考えるということが合格に必要なことなのです。

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