月別アーカイブ: 2023年8月

通学が便利になれば、受験生は増える

相鉄と東横線が相互乗り入れしたので、日吉からSFCが近くなったのですが、しかし、逆に湘南地区からも普通部は近くなりました。

ということは、湘南熱望組が、普通部を視野に入れるということは当然理にかなっている。

中等部はちょっと遠いけど、普通部なら行けるかも、と考えられてもまったくおかしくない。

以前市営地下鉄のグリーンラインが開通したとき、やはり普通部の受験生は増えました。

田園都市線や港北ニュータウンの生徒が日吉に出やすくなったので、なら受験しようということになったのだと思います。

ということで2024年の普通部の受験生は増加するでしょう。

今のところ、中等部も男子は減員のままなので、慶應は全体として厳しい入試になるだろうと思います。

普通部の算数 ー傾向と対策ー

普通部の問題はすべて記述式です。

出題は8~10題で40分。ほぼ以下の分野がきれいに出題されます。

計算、速さ、規則性、数の性質、場合の数、平面図形、立体図形、比と割合

で、それぞれが基本問題よりは難しく、御三家のような応用問題ほどではない、というレベルになっています。

ですから、ただ基礎ができればいいということにはならない。が、御三家のような難しい応用問題は解けなくても大丈夫。ということなのです。

夏休みまではまず過去問を充分にやることが大事です。

過去の出題と同じような問題が出る、ということはありませんが、逆にレベル感は過去問から体得するのが一番効率が良い。

この位の問題が解けるようになれば合格する、ということがわかれば良いのです。

わからない問題があれば、徹底的に解説を読み直してしっかり理解してください。

複数回やって最後は満点に近づくことが必要です。

充分にやりこなせたら、他の学校の問題をやってもいいでしょう。

そのレベルの問題ということになると、女子学院や雙葉、フェリス、豊島岡のような女子の受験校の問題が似ているので、電話帳のような問題から練習してもいいでしょう。ただし、これは過去問が充分済んでから、の話です。

記述に関しては、やはりスペースと時間の関係でそんなにフルに解説を書くようには書けません。

したがって一番は、やはり書いて、先生に添削をしてもらうのが良い。

先生が見て問題がなければ、それで良いでしょう。詳しく書くと時間がなくなってしまうので、これは本当に練習して、しっかり書き方を体得してください。