2020年慶應中等部の問題です。
0でない3つの整数A,B,Cがあります。BはAよりAの25%だけ小さく、CはBよりCの12.5%だけ大きいとき、AとCの差はAの(ア)/(イ)です。
とくにむずかしい訳ではないのですが、しかし注意して解かないといけない問題でした。
BはAよりAの25%小さいというのはAを【4】とすると、Bは【3】になりますが、CはBよりCの12.5%大きいというのは
Cを(8)にした時Cは【3】+(1)ということなので、(8)=【3】+(1)より(7)=【3】となるのでCは【3】×8/7=【24/7】
になるのです。
したがってAとCの差は【4/7】になるので、4/7÷4=1/7からアが1、イが7になるのですが、いろいろと罠があって、特にCはBよりCの12.5%大きい、というところはミスをしやすいでしょう。
ところが、救いの手があります。というのも、慶應中等部の算数の解答用紙は桁数がわかるようになっているのです。この問題の場合、アもイも解答欄は1桁の数字とわかるようになっている。だから、例えば自分の出した答えが2桁になっていたりすると、これは違うぞ、ということになるのです。
それでかえって混乱した、という話を聞くこともありますが、やはり桁数がわかるだけでもだいぶ違う。
その分、高得点を取らないといけないところがありますが、元々難問が並ぶテストではないので、こういうところも利用して、できる限り高得点をとるように練習してください。
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