平面図形や立体図形の問題は、問題文に図がすでに付いていることが多いでしょう。
が、その図だけで解けるとは限らない。実際に自分で図を描き直してみて、気がつくことはたくさんあります。
速さの問題も同じで、文章だけで書かれている条件をグラフにしてみると、同じ時間移動しているところ、や、同じ距離を移動しているところが見つかって、そこが突破口になることが多いものです。
しかし、最近、あまりにもいろいろなものが便利になって自分で作業をすることがなくなったし、問題をノートに写すということもなくなった。
昔はそこまでプリントを使うことはなく、黒板に問題を書いて子どもたちがノートにそれを写し、そしてそこから問題を解く、ということをやっていました。
しかし、「子どもたちが写す」という作業があまりにも非生産的に思えるようで、プリントで問題を与えればいいじゃないか、ということになっているわけです。
でもそうなると、子どもたちが自分で何かをする、という訓練が不足します。何事もまず真似をすることから始まるのであって、グラフも図も、まずはお手本を写すところから始まる。
そして、そこから自分で描く技術を身につけるわけで、そのステップをはしょるとろくなことがありません。
最初は「非生産的」に見えても実は、教育的なことはたくさんあるのです。
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