慶應の各高校には学部の割り当て人数があります。したがって、その人数にしたがって各高校が推薦をするわけですが、その推薦は3年間の成績と高3の最後の試験の結果で決まります。
例えばある子の第一志望が医学部、第二志望が理工学部、第三志望が経済学部であったとします。まず成績で医学部の推薦枠に入れるかどうかを検討する。その上で外れた場合は理工学部が第一志望に変わります。そうすると理工学部が第一志望であった生徒と成績で比較をする。で、その枠内に入ればこの子は理工学部の推薦が決まる仕組みです。第一志望が理工学部であっても、この子よりも成績が悪くて枠に入れければ理工学部には推薦されないことになります。
医学部以外は比較的柔軟に枠を考えることはできますが、それでも全部が全部志望をかなえることはできないので、このような仕組みがとられているわけです。
で、医学部の場合。枠がある程度少ないので、これはその枠に入らないと考えて、他大学の医学部を受験することはできます。
ただし、その場合は慶應の推薦枠から外れます。他大学を受験した段階で合否に関係なく、慶應義塾大学への推薦はありません。だから、多くの場合は他大学の医学部を受験するのは、医学部の推薦を志願し、その枠に外れて例えば第二志望の理工学部に推薦を受け入学した後になることが多いようです。
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第83回 夏期講習のスタイル
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
危ないプラス思考
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