語彙を増やす

国語力を培っていく上で大事なことのひとつに語彙を増やすことがあげられます。

慶應の問題を見ても、別に語彙がやさしいわけではない。実際に入試に採録される文章というのは、小学生に向けて書かれたものではないわけで、その分、いろいろな言葉を知っている必要があります。この言葉は指導要領では規定されないから、どんな言葉が出てくるかわからない。

もちろん難しい専門用語には当然脚注をつけますが、そう何から何まで註がつくわけではないので、ある程度は読んで理解できないといけないわけです。

でそのためには本を読まないといけない。読書量が多ければ、この問題は確実に解決できます。読書量が多くて、語彙が少ない子というのはよほどワンパターンな読書しかしていない場合以外考えられない。いろいろな作者のものを読めば必然、語彙は増えていきます。

で、もしその時間がないとすれば、それを増やす手段として、やはり入試問題を解く、ということが次の方法になるわけです。たとえば毎週長文の読解問題を2題やると決める。2題やるといっても長文の意味をしっかりとらえる、という点で考えると、短い時間ではすまないかもしれません。だから2問ぐらいにしておく。

その代わりじっくり読んで、問題も最後まで考え、そしてしっかり答え合わせをする。

この繰り返しを入試まで同じように続けていくことがポイントです。別にあるとき量を増やす必要はない。ずっと同じペースで進んでいく。それでも相当なものを読むことになるから、語彙も増えるし読解力もつく。国語の力はこの平均的な努力をずっと続けることで身につくのです。

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