中学受験の場合、慶應にするか、早稲田にするか、という選択に関して言うと、家族がどちらの学校を身近に感じているか、ということが一番の理由のように思います。
慶應でも早稲田でもそれはあまり変わりがない。つまり、自然にどちらかに分かれてくるケースが多いのです。
「親戚の子が慶應で」
「私が早稲田なので」(お父さんの発言)
まあ、そういうきっかけが多いだろうと思います。ところがある早稲田大学の先生のお子さんが慶應を受験する、ということになった。たまたまお父さんが面談に来られたので
「どうして、早稲田ではないのですか?」
とつい、聞いてしまいました。
「私は研究者で、慶應の先生や学生とも付き合いがあるのですが、うちの子には慶應が合っていそうな感じがするのです。いや、早稲田が悪いというわけではありません。これは親の直観みたいなもので。」
なるほど、と思いました。
どちらも良い学校だと思うので、これはご家庭の選択にいつも従っています。ただ、早稲田の受験日は、悩ましい。
1日に早稲田高等学院も早稲田実業も早稲田中学も並ぶ。男子はどれかを選ばなければならないのです。
慶應だと1日が普通部、2日が湘南、3日か中等部とまあ、慶應の中で選ばなくてもいい。しかも湘南以外は高校を改めて選択します。
しかし早稲田は1日を選ばないといけない。その分、同じ早稲田でも「僕は早稲田中学がいい」と選んでいるので、帰属意識は学校に対して強くなります。
慶應は3つのうち、どれかに入ればいい、みたいな気持ちが多少働くが、早稲田の男の子は最初からそれを選んでいる分、自分の学校に対する思い入れは強いかもしれませんね。
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