PISA型問題

先日、2013年の中等部のペーパークロマトグラフィーの実験問題をご紹介しました。

多くの受験生は、ペーパークロマトグラフィーを習ったわけではないでしょう。ただ、この手の問題は別に特段知識がいるわけではありません。実験の説明文を良く読めば、ほぼ解答にはたどり着く。情報を整理し、求められている結論を導けばいいわけです。

これがいわゆるPISA型と呼ばれる問題。

これから中学入試では結構増えてくるのではないかと思います。長年、中学入試ではいろいろな問題が出されてきましたが、あるところまでは練習してきた受験生ですから、知識もかなり覚えている。

となると、差をつけられるのは実はこういう問題だったりするわけで、出題側としても今後、PISA型問題を増やして行くことになるでしょう。

で、こういう問題で一番困るのは「習ってない!」と受験生があせってしまうこと。

習ってない問題が出ることは当然あるのです。

ただ、習っていない以上、問題文から考えればいいんだと、切り替えられれば特に問題はない。しかし、やはり入試会場は独特ですから、つい、そういう気持ちになりやすい。

実験問題で、知らないことが出てもあせらないように、良く話をしておく必要があるかもしれません。

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