理科出題の視点

慶應3校ともそれほど難しい理科計算の問題が出ることはあまりありません。理科計算が出ない、ということではないが、例えば受験校のような複雑な計算が必要なものはまず出題されないといっていい。

これはやはり大学受験の必要がない、ということに理由がありそうです。

その代わり、やはり観察と考察という点はかなり突っ込んで問題が作られています。動植物の問題が多いのもその一端でしょう。

実際に写真とことばでその植物を知っている、というだけはなく、花びらの形はどうなっているのか、いつ花を咲かせ、いつ実を実らせるのか、そういうことに関心が及ぶことを望んでいます。

また、近年は実験の結果に対する考察の問題も増えてきています。

実験や観察の結果を文章や表にして問題に出し、そこから考えられる結果を考察したり、あるいは対照実験を考えたりする問題は、単に知識を覚えているだけでなく、資料からどういうことを考えるのか、その考察力を試したいという狙いを持っています。

入学後レポートや実験が多い学校ですから、その分、そういう力が足りないと学校での生活が苦しくなるのは見えているので、入試問題からその見聞を明らかにしたい、と考えられています。

他校にこれらの類題はあまりないので、主としてこれまでの出題を勉強するしかありませんが、ただ暗記するのではなく、写真や図にもしっかり関心を持ち、たまにはスケッチの練習もしてみてください。

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