考える時間を増やす

子どもたちの授業中の様子や勉強している姿を見て、「考えているな」と思う時間がどれだけあるでしょうか?

実際に受験勉強をしているのだから、当然頭を使って考えているだろう、と思われるかもしれませんが、現実はそうではない子もいるのです。

ただ机の前に座っている。問題を前に、一応読んでいるのだろうが、実は頭が動いていない。

これは勉強時間が長くなれば長くなるほど、その傾向が強くなります。つまり、とっくに飽きてしまっている。あるいは疲れてしまっているのです。で、こうなると、まったく勉強の効果は上がりません。

ただ机の前に座っているだけです。

勉強する、というのは頭を使う、自分で考えるということです。

知識を覚えるときだって、当然頭を使うから覚えるわけです。

この夏、力がつくかどうかは、考える時間がどれだけできるかにかかっています。授業に行こうが、過去問を何問解こうが、自分で考えていなければ意味のない時間になってしまうので、十分に注意してください。


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