夏期講習の日程はもうほとんどの塾で発表されているでしょう。
一度、家でどのくらい勉強できるか、調べておいてください。実際には結構な拘束時間になっています。しかも、講習だけでは済まない。復習があり、宿題があるから、講習のある日は最低でも2時間はそれに時間を割かないといけない。となると、いったいどのくらい家で勉強できるのか。
しかも、過去問の宿題も出る塾があるでしょう。それ以外に、理科社会の暗記テキストを1巡させたり、漢字の問題集を1冊仕上げるなどなど。加えて小学校の自由研究もあるかもしれない。
そう、長いと思われる夏休みも実はすでにかなりの時間、もう何をするか決まっているのです。
ですから、それと本人の課題をどう両立させるかを考えないといけないのです。しかし、子どもたちの意識としてはやはり塾の課題を優先します。それは当たり前の話。だから、それで終わってしまう可能性だってあります。それはそれでもいい、と思っていないといけない。ただ、どうしてもやらなければいけないことが親としてあるのであれば、それなりに時間の工夫をしないといけないのです。
まずは日程表を作ってみることからスタートです。
実際、自分の勉強時間というのはどのくらいあるのか?そして、夏休みにぜひやりたいと思う勉強は一体何なのか?
そういう具体的な内容が明確になっていなくて、ただ「勉強しなさい」では子どもたちがかわいそうです。ただ、子どもたち自身がすべての勉強を切りまわせるわけではありません。本人たちにとっては初めての受験勉強なのだから、気が回らないところもたくさんあるし、さらに言えば親が見ていないとわからない欠点もたくさんある。
そのすべてを夏休みで解決しようと思ってはいけません。残された時間の中で何をやるのか、ぜひ子どもたちといっしょに考えたあげてください。
=============================================================
今日の田中貴.com
英語圏以外からの帰国子女入試
==============================================================
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
調子が良い子
==============================================================
==============================================================
==============================================================