慶應湘南の算数、前半と後半の狙いの違い

例年、湘南の算数は5番と6番が前半に比べると難しいとされています。

湘南の場合、帰国も一般と同じ問題を解くので、やさしい問題から難しい問題まである程度網羅するような問題づくりがされます。したがって後半5番、6番は難しい。

基本的なことはしっかりできていないといけないが、帰国生の場合それに加えて英語というアドバンテージがあるわけですが、一般生の場合はそれがない。

だから、むしろ算数でアドバンテージを見せてもらいたい、というところがこの問題構成の狙いだと思われるのです。

とはいえ、すべてが難しいわけではないので、(1)と(2)は確実の得点する、などの工夫は必要です。

来年もある程度難しい問題が出ることを想定しておいた方が良いが、特に注意しなければいけないのは、「やさしいな」と感じたとき。

これはちょっとしたミスが得点の差に大きくつながります。難しい問題のときは、実はあまり差が付かないが、やさしい問題のときは案外差がつきやすいものなのです。

なので、これから入試まで油断なく、ミスをなるべくなくして、取れるところは確実に得点する、というスタイルを貫いてください。