湘南と中等部は一次試験の合格者に対して二次試験を課します。
で面接と体育実技をするわけですが、当然のことながら、一次試験の成績は反映します。単純に考えれば一次試験の点数に二次の結果を加点すればいいわけですが、その点数が何点なのかは、まったく明らかにされていません。
ただ、一次が悪かった場合、例え一次試験が合格であったとしても、二次試験の結果で相当良くなるか?といえば、それはあまり期待できないでしょう。
しかし、一次試験が良ければじゃあ、必ず合格するのか?と言われると、それも確実とは言いがたい。
今年の結果を見ても、事前偏差値で大きく下回った子の逆転が見られているからです。もちろん偏差値が高かった子が本番で良い成績を出せたかどうか、疑問が残るところはありますが、しかし、今年の問題から考えてもそんなに悪い点数をとったようにも思えない。
しかし、補欠になったり、不合格になったりしているところを考えると、やはり二次試験で要素が不足していた、と考えられるでしょう。
では二次の要素とは何かと言えば、湘南藤沢中等部と中等部では若干ニュアンスが違います。
湘南の場合は活動報告書も提出させているので、そこにある程度の多様性を求めている。ただ成績が良い、というのではなく、小学校4年生からの3年間でどんな活動をしてきたのか、どういうキャラクターがあるのか、をやはり吟味されているところがある。
また中等部の場合は本当に中等部に来たいのか、というところが吟味されていると思われます。中等部の場合は都心の学校でもあることから、御三家を中心とした進学校と最後競うことになるのですが、慶應としては慶應に来たい子をしっかり取りたい。この子は他の学校に行っちゃうかな、と思われるのであれば、「来たい」と熱心に思っている生徒をとりたいし、それが学校にとってもプラスになると考えられています。
このあたりが二次試験の「ニュアンス」と言え、それが石の踏み方に関係しているわけです。
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