中学受験について」カテゴリーアーカイブ

ていねいさを優先する

慶應の算数は1問1問はそれほど難しくはないが、しかしある程度問題数はあるので、時間内に解き上げる、というのは多少厄介です。

したがって解くスピードをあげたい、と思われるかもしれませんが、それは意識しない方が良いと思います。子どもを急がせて、ろくなことはない、のです。

急いで解けば、問題文の条件は読み飛ばすし、計算間違いはしでかすし、得点としてはゆっくりやった方が伸びる。大事なのは、速く解くことではなく、正確に解くことなのです。

だから、今のうちから式や計算をきちんと書きながら、確認して解いていく練習をしてほしいと思うのです。しかし、この時期はそんな注意は右の耳から入ったら、左の耳からぬけてしまう。

相変わらず、どこに式を書いたか、計算がどこか、わからないというような答案になっているかもしれません。でもそうなっている理由は実は「急いでいるから」なのです。

つまり急いで解かなければ、式は書けるのです。急いで解くから、式を書くのが面倒になるだけ。ですから、組み分けや月例テストの点数は気になるだろうが、決して「急がせてはいけません。」

例えば3割の問題に手を付けなくとも、正解率が100%なら70点はとれるのです。むしろそういう資質を持つ子、すなわち正解率が高い子が合格しやすい。急いでミスが多い子は、成績が伸びにくい。今のうちにしっかり練習しておきましょう。


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平面図形の問題


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
インフルエンザの予防接種


5年生の教室から
塾で完結することは可能か


お知らせ
慶應進学特別では以下の日程で慶應各校の入試対策説明会を行います。
学校別になっておりますので、期日をお間違えにならないようにご注意ください。
10月14日(土)
慶應湘南藤沢中等部入試対策説明会
10月29日(日)(→10月28日は定員に達しましたので、締め切らせていただきました。)
慶應普通部・中等部入試対策説明会


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慶應進学オンライン


慶應の受験指導を別に考えるわけ

フリーダム進学教室では2019年入試に対応して、慶應普通部・中等部・湘南藤沢中等部専門のクラスを「慶應進学特別」として新たにスタートさせる予定です。

しかし、他の学校については「学校別バインダー」で対応します。それは学校別対策として十分だからです。もとより慶應3校についても、学力試験として考えればそれで十分と思います。

ところが、慶應はそれにとどまらないところがある。

3校とも体育実技と面接(普通部は全員、中等部、湘南藤沢中等部は一次試験合格者)を行いますし、合格基準は「学力試験、書類、面接、体育実技を総合して決める」となっている。書類の中には学校から提出する調査書が含まれるし、親がいろいろ書かなければいけないことも多いのです。

つまり、学力だけでは決まらない。となると、それなりに手を考えていかなければいけないのです。

ひとつの対策方法として考えたのが慶應進学オンライン。ここでも出願書類の書き方や面接の対応などについて詳しくお話しをしています。ただ、通塾してもらえるのであれば、さらにいろいろ手を打つことができる。

2019年は横浜初等部の卒業生が慶應湘南に進学するため一般枠が減少する予定です。それだけさらに厳しくなる以上、慶應湘南が求める人材像に対して具体的なアピールを考えていかないといけない。

なので、慶應受験指導を別にするのです。説明会でもその対策をお話ししますので、お時間が合えばぜひお越しください。


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学校別特訓がない!?


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
書いて覚える


5年生の教室から
解き方を編み出す


お知らせ
慶應進学特別では以下の日程で慶應各校の入試対策説明会を行います。
学校別になっておりますので、期日をお間違えにならないようにご注意ください。
10月14日(土)
慶應湘南藤沢中等部入試対策説明会
10月29日(日)(→10月28日は定員に達しましたので、締め切らせていただきました。)
慶應普通部・中等部入試対策説明会


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国語を後回しにしない

算数、社会、理科、覚えることも多いし、過去問もあるから、つい、国語は後回しになりやすい時期です。

国語は詰めてやっても、あまり点数が上がらない。したがって、本当は定期的に継続して勉強していかなければいけないのだが、つい、おそろかになってしまう。

しかし、国語の勉強から離れてしまうと、実は力は落ちていきます。

最近の入試問題は、慶應も採録する文章が長くなりました。

したがって、書き抜きの問題などは探す部分が長い。勢い、ある程度練習していないと、みつかりにくくなってしまう。

記述はあまり多くない分、文章中から適語を見つけたり、選択肢が違う根拠を文章中から見つけなければならないわけですが、その力が鈍っていくものです。

たとえ、算数が忙しかろうと、理科・社会を覚えなければいけなかろうと、国語のペースを崩してはいけません。

読解の問題は週2回。しっかり問題を解いて、復習して、なぜ正答がそうなるのか、きっちり考える。ここまでやらないと力はつきません。

勉強していないと、力が鈍ることを忘れないようにしてください。


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緊張感に慣れる工夫を


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
上を向く子、下を向く子


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新6年生募集のお知らせ


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知識の力

慶應の出題傾向を見ていると、やはり知識はしっかりしている方が良いということははっきりしています。

普通部の生物はもちろんそうですが、中等部でも生物の問題は他校に比べれば知識の力が必要になる。社会もそうでしょうし、漢字やことばの問題もそうでしょう。

したがってこれから先はしっかり知識を覚えていく勉強をしなければなりません。

これまで結構、いろいろな勉強をしているので、結構知識は覚えてきているものの、逆にたくさん覚えているから、取り違えてミスをする場合が少なくないのです。

社会の授業でも、堂々と答えて間違えている子がいます。まあ、本人は自信をもってそうだと答えるのですが、案外思い違いをしていることは多い。

これまで勉強してきた暗記テキストをしっかり繰り返しながら、過去問で新たに必要となった知識も整理して、正確に覚えるようにしてください。

これからは知識の力で得点をさらに引き上げる時期ですので、がんばって覚えていきましょう。


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第291回 ロークラスが続くと・・・


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ペースを保つ


5年生の教室から
歩合計算のポイント


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ます基礎力

慶應の問題は、合格偏差値が近い学校の出題レベルに比べると、それほど難しいと言えるわけではありません。

これはやはり付属校である、という面が大きいでしょう。慶應3校は基本的に全員を慶應義塾大学に推薦することができます。本人がまじめに取り組む限り、慶應義塾大学に行けるのだから、別に大学受験を戦う必要はない。だとすれば、ストレートに学問に向かう力がある方が良い。いわゆる受験テクニックに左右されるような問題ができるよりは、基礎的な力が十分についていることの方が望ましい、と考えるわけでしょう。

だから、慌てて難しい応用問題に取り組む必要はありません。まず基礎力がしっかりしていることが必要で、それぞれ各分野の基本問題をていねいに解き上げる力がついていることが最も大事です。

これはすべての教科に通じることで、ここをないがしろにしてしまうと、入試対策にならないところがある。

なので、この時期でも基礎的な問題が正確に解けるか、ということを常に意識していってほしいと思います。


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平面図形に関する問題


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時空を飛ぶ塾


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第一志望を決める


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