まず基礎をしっかり固める

4月13日慶應入試対策説明会のお知らせ

今年の算数の問題は、それぞれ例年通りの傾向でしたが、全般的に言えばやや、やさしい問題だっただろうと思います。

しかし、問題がやさしいから、入りやすい、ということには残念ながらなりません。元から御三家に比べれば基本を重視する問題が多いわけですが、当然、できる子どもたちが多くなり、平均点も高くなる。

そうなると、ちょっとした勘違いや思い違い、あるいはミスといったものが大きく響いてくることになるわけです。だからていねいに、確実に解く力が必要になる。

別に細かい知識が必要なわけでもないし、高度な理科の計算問題を解くわけでもありません。ただ、しっかりと問題文を読み、自分で考え、答えを導き出す、という基本がしっかりしていないといけない、ということが重要になる。

それはともすると退屈な訓練になるかもしれません。しかし、何よりそこが大事だと学校が考えている以上、その力をしっかりと培うことが大事なのです。

元より慶應諸学校は慶應義塾大学に進学することが決まっている学校ですから、特に大学受験の成績を競う必要はない。

むしろその後、しっかりとした学習や研究ができるようになっていればいいわけで、この問題はこう解くみたいな受験テクニックを多く持っていることを求めているわけではないのです。

そしてこれは説明会でもよく話されていることではありますが、それ以外の時間はやはり受験勉強以外のことに使ってもらいたい、と思っています。

スポーツでも芸術でも、あるいは観察でも実験でもいい。子どもたちの関心が広がり、興味を持てる分野が幅広くなることは別に中学に入る前でも十分にできることではあるのです。

最近普通部の問題で、男子厨房に入るべし、みたいな問題も出ることがありますが、そういう経験の幅広さ、みたいなものは受験勉強の他に考えておいた方が良いと思います。

春休みに入りますが、塾の講習ばかりでなく、家族で旅行に行ったり、歌舞伎を見に行ったり、というような日ごろできないことをぜひ経験してもらいたいと思います。

慶應進学特別の春期講習


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第1回 洗足学園中学


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決断を強いられる

4月13日慶應入試対策説明会のお知らせ

以前、慶應湘南の卒業式で、卒業生代表が「私たちは決断を強いられてきました。」と話していました。

「強いられてきた」というのは、今思うとなかなか良い言い回しです。湘南は自由な学校です。だから自由な学風の中でまさに彼らは「選ばなければならなかった」ところがたくさんあった。

そしてこれから先ももちろん、たくさんの選択があるわけで、そのためにとても良い経験を積んできたと言えるところはあるのです。

これは慶應の諸学校にみな、共通する感覚です。

ただし、学校は「決断しなくていい」とは言っていない。「決断しないのも自由だ」とも言っていない。

常に決断を強いている、ということなのです。決断を強いられる、ということは結局、決断をしなければならないわけで、それは前へ進まなければいけない、ということに他なりません。

若いころから、その習慣を得たということを生徒たちが「得難い経験」であったと思うのは、それが最も重要なことであったと感じているからでしょう。

大学受験がないから、ぬるま湯だと思われがちかもしれませんが、受験とは違う面での切磋琢磨はやはり脈々としたものがあるのです。

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過去問の勉強を始めましょう

4月13日慶應入試対策説明会のお知らせ

最近は出版が早くなりまいた、これもやはり塾のカリキュラムの前倒しが影響しているのかもしれません。

がせっかく早く出版してもらえるのだから、どんどん過去問は始めて行きましょう。

「過去問をやってできないと自信をなくすから」という話がありますが、もっとあとになってできなかったら、どうするんだろう?と思います。むしろ早めにできないところをできるようにしていくことの方が大事です。

「過去問は直前にやって力試しをしましょう」という話もありますが、力試しは模擬試験でやるもの。家でやるときは、試験みたいな緊張感が出るわけはないので、むしろ塾のテキストと同じように勉強していくべきものです。

まず、国語はすぐにでも始められるでしょう。

塾でやる国語の問題も大方、過去の入試問題であることが多いので、だったら受験する学校の過去問をやって早く傾向に慣れた方が良い。

ただ、理科や社会は知識をしっかり覚えてからやった方が、問題の本質がわかっていいので、これは夏休みぐらいからでもいいでしょう。

算数は、すでのカリキュラムは全部やっている、ということであるならば、一応勉強はしたわけだから、もう始めても何の問題もないのです。

ただ、できなかった問題はしっかり復習してください。これが一番の勉強ですから。

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テストの復習


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飛び道具

慶應進学特別の春期講習

昨日は、慶應入試説明会でした。

教室からだいぶ離れたところからもお越しいただいたのですが、今期は飛び道具があるので、何らかの貢献ができるかもしれない、と思っています。

慶應進学オンラインは、震災の翌年からスタートしてこれで7年目になります。慶應を受験するための保護者の対策をメインにかかげたコンテンツでしたが、学校別対策の教材も秋を中心に配布できるようにしました。

しかし、やはり塾の補完的な要素が強く、実際に参加していただいたみなさんもどちらかの塾に参加しながら利用されていることがほとんどだったと思います。

で、その後フリーダム進学教室を始め、今年の1月にコンテンツがすべてそろいました。フリーダムは2年間のカリキュラムで受験を完成させますが、効率化の一環として学校別バインダーが装備されています。これは子どもたちの学習履歴と学校別の出題傾向データべースを合わせて優先すべき演習問題を出してくる機能で、何ができていないかを把握しながら勉強を進めることができ、特に6年生の秋の勉強には役に立ちました。

さらに今年は、スタディールームオンラインを加えて、テレビ会議システムを使ってフリーダムの中身を先生と一緒に勉強できる仕組みを加えました。ここまでくると、もう遠くのみなさんにも、慶應受験に必要な学習内容をいろいろと提供できると思います。

なので、今年初めて教室から離れた会場で慶應説明会を開催することにしました。踏むべき石を間違えなければ、慶應にはきちんと合格して行きますので、その内容を詳しくお話ししたいと思います。ぜひご参加ください。

4月13日慶應入試対策説明会のお知らせ


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学校の先生に対策を聞いてみると


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多様性

4月13日慶應入試対策説明会のお知らせ

慶應湘南や中等部は一次試験の後に、さらに二次試験をがあります。

二次試験の内容は、面接と体育、ということになるわけですが、体育といっても体育学部の試験ではないので、基本的には特に学校生活に支障のある問題はないかをチェックしていると考えていただければ良いと思うのです。

では、面接で問われることは何か?

これは同じ慶應でありながら、中等部と湘南では若干ニュアンスが違います。中等部はどちらかといえば、本当に中等部に来たいのか?ということがメインになっているのですが、湘南は引き出しの多さ、がポイントになっているのです。

つまり多面的な才能と考えていただくとわかりやすい。4教科の試験で勉強については試問できたわけだから、それ以外の才能というところにスポットライトを当てています。

元より帰国子女や全国枠という入試制度も同じ考え方で導入されています。つまりいろいろな子どもたちがいて、その多様性の中で子どもたちが相互に影響し合ってさらなる多様性や独自性を生むようにしているのです。

湘南の場合、教員にも多様性を求めているところがあります。外国人の教員が多いこともそうだし、その外国人の教員が担任を務めるのもそうです。均質的なものではなく、多様なものの中でこそ、独自性が生まれるのだ、という考えなので、したがって面接ではそこをチェックしている。

来年は横浜初等部からの卒業生を迎えるので、半分の生徒はワンカラーになりやすい。その分、一般枠や帰国枠ではそれを補って余りあるような子どもたちの個性を必要としているところもあるでしょう。

だから、単に塾で成績を上げるだけでなく、いろいろなことに挑戦しつづけてもらいたいと思います。活動報告書を書くために、ではなく、その子自身の引き出しの多さは成長のために非常に重要です。

あれがだめなときに、こっちがあるさ、というような多面的な才能は子どもを前向きにします。

習い事やクラブ活動はその大事な一面であるので、塾一色にしないように気を付けてください。

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第316回 偏差値輪切りでの受験校選びの弊害


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第一志望の出題傾向から受験準備を組み立てる


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