月別アーカイブ: 2012年12月

兄姉が在校生だと有利か?

話を聞いてみると、兄弟姉妹で各校に通っている家庭は少なくありません。特に湘南は中高が同じキャンパスにいるので、兄弟姉妹で通っている話をよく聞きます。

そうなると、やはり兄姉が在校生は有利という話になってくるかもしれません。

確かに多少有利になるのではないか、と思えるフシはあります。というのも、湘南にしても中等部にしても、二次試験があって、第一志望であるかどうかはよく聞かれる質問である。とはいえ、みんな「第一志望です。」と答えるだろうから、説得力はないのでしょうが、しかし、「姉が行っているので、この子も同じ学校に入れたいと思います。」と答えれば、まあ、多少説得力は出てくるかもしれない。

しかし、兄弟姉妹でみんな受かっているか、という話になると実はそんなことはない。下はだめだった、ということも実はよく聞く話なのです。しかもこれが二次試験でも落ちている。

つまりは、「兄姉が入っている学校に受けさせよう」と思っている家庭が多いということなのです。

だから、合格する子も結構いるし、落ちている子も少なくない。兄姉が在校生だからといって、大丈夫ということはまず考えらません。

子どもを慶應義塾諸学校に入れる
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複数回受験で学校が変わる
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どこを狙うか

男子の場合、慶應は3校受験することができます。

しかし、同じ慶應といいながら、入試傾向はまったく違います。例えば算数にしても、普通部と中等部はやさしめの問題が数多く出る。一方、湘南は全部で6題。5番と6番はなかなか骨のある問題です。

理科についても、普通部は生物に特徴があるし、国語の湘南の問題は記述が多い。中等部は知識の問題が多いなどなど。

したがって、全部をやろうと思うと、かなり幅広くいろいろなことを対策しないといけなくなります。だから、ある程度、ここに絞ろうという対策はあってもいいのです。

実際に指導していても、「この子は中等部向きかもしれない」とか「湘南ならいけるかもしれない」と思うことが多々あります。

そして、学校側でもどこが一番なのか、関心がある。だからよく面接で聞かれることが多い。男子の場合、普通部の合格が決まった後、湘南や中等部の試験がある。受けにきてくれているのなら、自分の学校が第一志望かな、と思う部分もあるが、湘南も中等部も残っているから、わからない。だから当然聞かれる。

多くの受験生が「本校が第一志望です。」と答えるから、これはあまりあてにはならないが、しかし言い方に多少なりとも違いを感じることがあるかもしれませんね。

いずれにしても、学校別の傾向をふまえながら、ここを狙おう、という気持ちがあった方がこの先、勉強に力が入ってくるでしょう。

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太陽高度に関する問題
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トーナメントの問題

2008年慶應湘南の問題です。


2、4、8、16、・・・、のように、2をいくつかかけ合わせた数のチーム数が参加するトーナメント(勝ち抜き戦)を考える。1つのトーナメントで行われる各試合が何回戦かを示す書く数字をすべて加えた数をNで表す。
 たとえば、チーム数が8の時には左の図のようなトーナメントとなり、1回戦が4試合、2回戦が2試合、3回戦が1試合行われるので○の中の数字を足して、N=1+1+1+1+2+2+3=11となる。

(1)チーム数が16であるトーナメントでは、Nはいくつになりますか。
(2)6回戦が決勝戦となるトーナメントでは、Nはいくつになりますか。
(3)あるチーム数のトーナメントではNが4083となった。この2倍のチーム数のトーナメントでは、Nが8178になるという。Nが4083となるときのチーム数を求めなさい。


(1)
16チームでは1回戦が16÷2=8試合 2回戦が8÷2=4試合 3回戦が4÷2=2試合 4回戦が1試合なので
1×8+2×4+3×2+4×1=8+8+6+4=26
(答え)26
(2)
6回戦が1、5回戦が2、4回戦が4、3回戦が8、2回戦が16、1回戦が32
1×32+2×16+3×8+4×4+5×2+6×1
=32+32+24+16+10+6=120 
(答え)120

(3)
8チームと16チームの場合を比べてみましょう。
8チームのときは1×4+2×2+3×1=11
16チームのときは1×8+2×4+3×2+4×1=26
8チームのNを2倍すると1×8+2×4+3×2=22となって、決勝戦の部分だけ足りません。
N=4083ですから2倍すると4083×2=8166です。
次のN=8178ですから8178-8166=12なので、N=8178のときの決勝戦は12回戦すなわち⑫だったことがわかります。
とすればN=4083の決勝戦は⑪だったことになるので、11回戦で2チーム、10回戦で4チーム、9回戦で8チームともどしていけばよいことになります。
結局2を決勝戦の○の数字分だけかけたのが、チーム数になるので、
2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2=2048チーム
(答え)2048チーム

「映像教材、これでわかる数の問題」(田中貴)

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多少、臆病である方が良い
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情報もほどほどに
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腕時計

既に願書の準備に入られていると思いますが、募集要項は本当に良く読んでください。必要なことはすべて書いてあるので、読み落とさないように細大漏らさず確認することが必要です。

で、慶應湘南の受験心得の中の持ち物の欄に非常に大事なことが書かれています。

(4)持ち物
①受験票
②筆記用具(HBまたB程度の鉛筆かシャープペンシル、消しゴム)
※コンパス、分度器、定規、下敷は使用してはいけません。
※腕時計以外は使用してはいけません。試験会場に時計は設置されておりません。

試験会場に時計が設置されていないので、自分で腕時計を持ってくる必要があるのです。ということは、これから自分で過去問の練習をしたり、模擬試験を受けるときに、家や会場の時計に頼らず、自分の腕時計をどう使うか、も練習しておいた方が良いということなのです。

※携帯電話等の通信機器を試験会場に持ち込む場合は、試験場入口で必ず電源を切り、かばんの中にしまってください。時計として使うこともできません。

明確ですね。

したがって、しっかり準備をしておきましょう。家でも自分の時計を使って時間配分の練習をしてください。

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n進法の問題
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わかってもらえるか?
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湘南一次試験風景

湘南一次試験の集合時間は8時50分。

普通部は8時10分ですから、比較的ゆっくりしている方でしょう。やはり、湘南台や辻堂からバスに乗らなければいけないので、多少ゆとりはもっていると思います。

以前、湘南の一次試験は日吉の慶應義塾高校で行われていましたが、今は湘南キャンパスでの試験。やはり時間がかかりますから、到着までの時間をしっかり考えておかなければなりません。バスは湘南台の方が多く出ます。が、その分混むのも事実ですから、すぐバスに乗れるとは思わない方が良いでしょう。

受験する生徒は800名前後ですが、保護者を加えると2000名弱。湘南台と辻堂からピストン輸送が行われますが、やはりバス停での待ち時間は計算しておいた方が良いと思います。

で、当日は校内のバス停までバスが上がります。みなさんの流れに従っていれば、まず間違いはないでしょう。なお自家用車は、校門前までしか近づけませんので、そこから歩かなければなりません。

バス停から湘南の中高までは坂を上ります。さすがに長い坂があるので、応援する塾の先生は慶應3校の中では一番ゆったりと子どもたちを待てるのではないでしょうか。普通部はどうしてもその通りが短い分、密集しがちで、握手の列も長くなりがちですが、湘南は比較的スムーズに流れます。

さて、校門の前まで来ると、これより先に保護者は入れません。門のところに、係の生徒と先生が待っていて、受験票を確認、子どもたちが中に入っていき、お父さん、お母さんはここで引き上げることになります。

大学のキャンパスは開いていますので、大学の食堂などで待つことはできます。が、ここから約4時間ほど待つことになりますから、校内で待たれるか、辻堂や湘南台に戻られるか、考えておかれると良いでしょう。

湘南は一次試験は学力試験だけですから、試験が終われば子どもたちは帰ってきます。

試験の順番は、国語、社会、理科、算数の順で12時45分に終了します。 出てくるのは12時50分ごろから。出てくる校門は1つですから、待ち合わせの失敗はあまりないでしょう。


2012年帰途につく受験生

なお英語参考テストは、その後14時から14時40分までありますので、このテストを受験する場合は、昼食を持参してください。再集合の時間は13時40分です。

場所がやや不便なため、家に引き返すには時間が不足し、しかし、じっと待つのも結構大変、ですから、時間の使い方は最初に考えておかれると良いでしょう。

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映像教材のメリット
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