月別アーカイブ: 2012年3月

日吉記念館

日吉キャンパスをまっすぐ上がっていくと正面に見えるのが日吉記念館です。

大学の卒業式、入学式はほぼここで行われるのですが、そういえば私の入学式も卒業式もここだったなあと。

大学院の修了式に行ってきたのですが、記念館は変わっていませんでした。

最初のアナウンスのとき

「開会中、地震があった場合は、動かないでください。この建物は安全です。」

と言われて、きっともちろん耐震は施されているのでしょうが、にわかに信じがたい雰囲気ではありました。

しかし、ここから多くの塾員が門出を迎え、それがずっと続いているという点において日吉記念館はこのままあり続けてほしい存在なのかもしれません。

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緑のカーテン

今年は湘南と普通部の理科で緑のカーテンが出題されました。

中等部と湘南で発光ダイオードが重なったことは以前にもお話しましたが、緑のカーテンもテーマは同じ。

緑のカーテンというのは、壁をつる性の植物で覆うことで、光をさえぎり、また葉の蒸散作用で中が涼しくなることを利用したエコ技術なのですが、大事なことは植物を使うということで、どういう植物を使えばよいかということになります。

実はアサガオも緑のカーテンに使われます。アサガオは受験生に比較的なじみのある植物でしょう。その他にもヘチマ、ゴーヤ、キュウリなどが出題されていました。

普通部では生物の問題が頻出しますが、別に生物は他の2校でもよく出題されます。

ただ、今年のように2つもテーマが重なるようだと、普通部や湘南の復習は当日しっかりやっておいた方がプラスになるかもしれませんね。

時間がなかなかないかもしれませんが、印象が深いでしょうから、重なって出題されればプラスになるでしょう。

そう毎年重なるわけではありませんが、マークしていてもいいかもしれません。

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式典

この季節、慶應義塾ではいろいろな式典が行われます。

メインはやはり各諸学校の卒業式なのですが、先日行われた医学部の白衣式もひとつの儀式でしょう。

白衣式とは、医学部の学生が5年生になって慶應病院での実習に入る前に、白衣を着せてもらう、という儀式で、コロンビア大学でスタートし、今は多くの大学で行われるようになりました。

まだ医師の資格を持つわけではありませんが、病院の医師と同じ白衣を着る、という意味においてより気持ちを引き締めていく狙いがあるし、多くの関係者がそのことを強調してお話されていました。

こういう式典は慶應義塾ばかりなく、教育機関で行われていますが、式典は「ほめる」儀式であると同時に「戒める」儀式でもあります。

もちろん、先輩や教員から将来に向けていろいろな注意や教えは与えられているでしょう。

しかし、式典にすることによってその効果はさらにアップします。

だからこういう式典はある程度厳かに、重々しくやった方が、それを受け取る若者のためになるのです。

その意味において、後ろに福澤先生像、北里柴三郎先生像、塾旗と並ぶこの式典の意味は大きいのだと思います。

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英語は例文の丸暗記が良い

中1になって英語がスタートします。

この勉強がいやでいやで仕方がない、という「中学受験経験者」が多いのです。特に男子。これまで結構難しいことを勉強してきたのに、やれ犬だ、猫だ、おはようだ、幼稚園といっしょじゃないか。しかも、何か外人が来て、「声を出せ」という。そんな恥ずかしい、みたいな感じでしょうか。

結局、数学ばかりをやるので、「英語の成績」が振るわない。

でも、慶應の高校受験は帰国子女が入ってきますから、英語はできないければいけないのです。

何人かの英語の先生と話をした経験でいえば、「やはり丸暗記」に勝るものはないようです。そういえば、やりましたよね。大学受験のときにも。「基本例文700選」。

昔、素読という教育がありました。漢文や古文でただ音読するだけ。意味はあまり考えない。ただ音読する。音を覚える。その音がリズムを作る。そしてあるとき、「こういう意味か」とはたと気が付く。

つまりリズムを耳から入れ、それを暗記してしまうから、当時の日本人は漢文が読めたのです。これは英語も同じ。

暗記している例文が結局のところ、英作文の基本になっていきます。文法がどうの、こうのとこねくり回すより、暗記した例文からこうなる、がよい。

しかし、これがまた「中学受験経験者」は不得意であることが多いのです。

でも「やるしかない」のです。土台、日本語しか知らないのだから、最初は覚えるしかない。

この英語の壁を突破できれば、高校受験は有利にスタートできます。だから問題はモチベーション。

まだ「悔しい」と思っているうちにやるのもいいし、海外に一人で出してしまうのもいいかもしれないが、動機を作っていくことがポイントになるでしょう。

「勉強しなさい!」といって「勉強しない」のがこれまた「中学受験経験者」なのですから。

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新刊「子どもを慶應義塾諸学校に入れる」(田中貴)

慶應の中学受験はまずていねいさ

慶應の3つの中学について、まず必要なのはていねいさです。

算数に関して言えば、それほど難しいという問題が出るわけではありません。

湘南の5番、6番は確かに難しいが、それでも男子御三家のレベルではありません。しかも湘南は4番まではそれほど難しいわけではない。

したがって、どれだけ確実にミスなく解き上げるか?ということが問題になる。

今年の普通部のなかなか良い問題でした。全体で8題。試験時間40分。1問でいえば5分です。

御三家は平均12分から15分かかるところで考えてみれば、3分の1程度。したがって、ひとつひとつがそれほど難しいわけではないが、8題を40分という試験時間の中でそつなく、合格点まで届かせるためにはやはりていねいさが不可欠なのです。

しかも普通部は、解く過程を解答用紙に残します。ぐちゃぐちゃと書いているのであれば当然ミスも多くなるでしょう。部分点があるのかどうかはわかりませんが、ミスを減らすという点でもこの解答用紙をうまく利用すると良いのです。

日ごろから式や計算をていねいに書く、そして検算することで、確実性を身に着けていくことが合格につながります。試験の日だけやろうと思わず、普段からていねいに解いていきましょう。

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「映像教材、これでわかる電気」(田中貴)