中等部」カテゴリーアーカイブ

中等部の出題レベル

慶應中等部の出題は、偏差値で同じレベルの学校に比べればやさしいと感じられるでしょう。

入試日も3日なので、1日、2日で合格を取った子が挑戦する学校でもあろうかと思うのですが、問題がやさしいのと合格するのがやさしいのは、やはり違います。

問題がやさしいと感じられる分、当然のことながら合格点は上がります。まずは一次試験を通過しなければなりませんが、一次合格者は男子354名 女子も133名とほぼ2倍の水準になるので、その範囲にまずしっかりと入らなければならない。さらにここから面接と体育実技で半分に絞られるわけですから、やはり合格するのは大変なのです。

なので、しっかりとした準備を進めていかないといけません。

特に差が出ているのは、出願書類や面接に対する対応。何となく一次が終わればもう後は運任せ、みたいな感じになりやすいのですが、試験をするというのは、当然のことながら視点がしっかり決まっていることなので、その眼鏡に叶うやり方をしていかないといけません。

合格までの道のりは大変ですから、問題の印象ほど簡単ではないのです。


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内閣に関する問題


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強気で進む


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中等部の算数対策のポイント

中等部の算数は大問7題。小問で20問。1問5点の配点になっています。

算数の解答形式に独特の書き方があり、その答えのケタ数がわかるようになっています。また問題はそれほど難しい問題が並ぶわけではありません。

たまに難問と呼ばれる問題が含まれることがありますが、標準的な問題が多く、どちらかといえばミスなく解きあげる必要があります。

試験時間は45分で小問20問ですから、1問平均2分ちょっとで仕上げなければなりません。

偏差値の割に問題がやさしいと思われがちですが、しかし、試験がやさしいわけではありません。それだけ高得点をとらなければいけない部分があり、ちょっとしたミスが問題になります。

したがって過去問を中心に、確実に得点をとる練習を続けてください。特に解答の書き方については、解答用紙を使って確実に記入することも練習が必要です。

出題範囲は広く、ほぼすべての分野から出題されると考えて良いでしょう。したがって、不得意な分野を残さないことも大事な対策です。

逆にあまり難しい問題には手を出さなくて済むので、中等部の出題レベルに合わせて確実に解き上げる練習をしてください。


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第393回 親の志望校


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自由記述の対策


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会って合否を決める

中等部と湘南は一次試験と二次試験に分かれます。

普通部も以前は一次と二次に分かれていたのですが、現在は2月1日の試験ということもあり、全員に二次試験を課すということで、午後、面接と体育実技が行わています。

したがって慶應は必ず子どもに会ってから合否を決めます。中等部と湘南は保護者にも会ってから決める。だから当然、その部分のチェックが入るのだ、ということなのです。

どの学校でもそうですが、自校に入りたい、という子を選んで入れたい。いろいろ落ちて「仕方ないから来た」という子よりは、「ぜひ行きたい」と思って来てくれた方が良い。

特に中等部や湘南は合否の確定が遅くなりますから、後から繰上げるというのはなかなか大変なので、それならば「来たい子」を選びたい。

だから会って合否を決めるシステムになっているのです。したがってそれなりに対応をしていかないといけないところがある。

出願書類も他校に比べれば明らかに面倒なことが多い分、しっかり準備を進めていかなければいけないのです。


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第389回 説明文は難しいのが当たり前


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細かな知識が気になるが

中等部では国語の知識問題が良く出題されます。

中等部の場合は採点の観点からなるべくだれが採点をやっても同じになるような解答形式で組まれている。で、多くの場合、ことばや熟語の問題だったり、文学史や漢字だったりしていたわけです。

ところがここ数年、演劇の問題が出てくるようになった。さらに短歌や俳句についての問題も出題が増えました。

で、これに対する対策というのがなかなか難しい。

基本的な短歌や俳句のルールを学ぶのはそれほど難しくはないが、そんな簡単な問題が出るわけでもありません。

また演劇に関して言えば最早ちょっと対策のしようがないところはある。もちろん歌舞伎などは見に行ってもいいが、それだからといって具体的な対策になるとは限らない。

で、あまり細かなことに気を使わないことだと思います。

例えば中等部の漢字も難しい時は本当に難しい。その場合、できる子も多くないのだから、そこはあまり心配しない。

細かい知識はやろうと思えばいくらでも増えてしまう。だから時間がいくらあっても足りなくなります。

そういうところはあまり気にしない。思い切って切り捨ててしまっていいでしょう。みんなができるようなことはちゃんとできる、というのが一番重要なことですから、あまり細かな知識に振り回されないようにしましょう。


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第380回 能力の差はあるが・・・


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男女差

2019慶應進学館 夏期講習のお知らせ

湘南や中等部は共学校ですが、男女の差ははっきりしています。

女の子の方が難しい。中等部の場合、まず合格するのが50人しかいない。湘南も実質そのくらいでしょう。だから合計100人。

それに対して、男子は普通部もあるし、中等部の定員も多い。そして男の子の最上位層はやはり、大学受験校にすることが多いでしょう。だから、確実に男女差がつくのです。

湘南は明らかに女の子が強い。医学部の進学はほぼ女子に占められます。

が、中等部の場合は、やはり女の子の数をコントロールしているので、何となくバランスがとれている感じでしょうか。

まあ、男の子もそうやられっぱなしではないのだけれど、慶應は共学の場合、男女差が割とはっきりつきます。

だから普通部、が良い、という子もいますが・・・。


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