なぜ慶應に行きたい?

慶應を受験するとき、ここをしっかりふまえておかないといけません。

慶應は3校とも面接があります。

志願動機は、3校とも願書に書かなければいけないし、これをもとに先生は
「どうして本校を志望しましたか?」
と尋ねることが多い。

もちろん、願書と一致していないといけないが、
「大学付属校だから」
では、いろんな大学があるわけで、慶應でなければいけない、ということではない。

この辺をつっこまれて、逡巡してしまった受験生も少なくありません。

だからなぜ慶應に行きたいのか?ということは親子とも、よく考えておかないといけないのです。

このとき、校風というか、スクールカラーの研究が大事になってきます。前にも書きましたが、慶應諸学校は自由闊達なスクールカラーではあるものの、常に生徒に決断を強いるところがある。

部活動は、広範囲に及び、運動系、文化系いろいろあるが、しかし、その選択を迫られる。

活動の仕方にしても、自分がどういう役割を負うのか、ということを考えさせられる。

運動部ではもちろんレギュラーが試合にでるわけですが、しかしレギュラーばかりでは部活動は成り立たない。マネージャー(主務といいますが)のように、裏で部を支える人間も多い。それから、レギュラーに準ずるぐらいの力がある人間をコーチにするクラブも少なくはありません。

力がなければ下級生は教えられない。本人はレギュラーと同じように試合に出たいでしょう。しかし、それを抑えてチームの中の役割として、黙々と下級生を鍛えることに徹する。この下級生の中からレギュラーになる選手が出ることが、彼らの誇りになる。そういうところが、あるわけです。

そういう校風が子どもに合うのかどうか、ということを考えてみる必要があるでしょう。

その動機というか、気持ちが深ければ深いほど、勉強の質も上がってきますから、今のうちから親子で話し合って、いろいろな機会を使って慶應を知ることは大事だろうと思います。

秋になって、志願書を書く段階であわてないように、今からじわじわと「行きたい」という気持ちを高めていってほしいと思います。

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図形の問題で考える力を鍛える
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は

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慶應の中学受験はまずていねいさ

慶應の3つの中学について、まず必要なのはていねいさです。

算数に関して言えば、それほど難しいという問題が出るわけではありません。

湘南の5番、6番は確かに難しいが、それでも男子御三家のレベルではありません。しかも湘南は4番まではそれほど難しいわけではない。

したがって、どれだけ確実にミスなく解き上げるか?ということが問題になる。

今年の普通部のなかなか良い問題でした。全体で8題。試験時間40分。1問でいえば5分です。

御三家は平均12分から15分かかるところで考えてみれば、3分の1程度。したがって、ひとつひとつがそれほど難しいわけではないが、8題を40分という試験時間の中でそつなく、合格点まで届かせるためにはやはりていねいさが不可欠なのです。

しかも普通部は、解く過程を解答用紙に残します。ぐちゃぐちゃと書いているのであれば当然ミスも多くなるでしょう。部分点があるのかどうかはわかりませんが、ミスを減らすという点でもこの解答用紙をうまく利用すると良いのです。

日ごろから式や計算をていねいに書く、そして検算することで、確実性を身に着けていくことが合格につながります。試験の日だけやろうと思わず、普段からていねいに解いていきましょう。

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「映像教材、これでわかる電気」(田中貴)

慶應志望者減は付属校の競争も始まったという意味

慶應志望者が今年減少しました。

やはり景気の問題があって、とか学費の問題で国立大学を受験することが最初の希望だから、とかいう話が昨日読んだ雑誌でも取り上げられています。

私も一因はあるかもしれないとは思いますが、しかし実は付属校の中の競争が始まったと見るべきではないかと思っています。

ご承知の通り、少子化です。大学もすでに総定員では割れています。だから大学も生徒を確保するという意味では必死なのです。

そんな中、山手女子が中央大学附属横浜山手に改称し、中央大学の系属校になり、今年から男女共学化、2013年センター北への移転も決まっています。

この学校の特長は付属で進学校を目指すということ。

60%は中央大学へいけるものの、残りの40%は他大学への受験になりますので、その合格を中央より上位を目指すということにしているようです。もしそれがその通りなら、最低でも中央、ということにはなりますね。

2月1日に男子が337名、女子が247名 
2月2日に男子が524名 女子が515名
2月3日に男子が314名 女子が324名

受験したそうですから、影響は十分あると思います。

これからは大学も生き残りが問題になり、継続校や付属校が増えてくるでしょう。実際に慶應横浜初等部も2013年開校ですから、私学は付属校、系属校の枠を広げてきています。

選択肢が広がる分、じっくり調べて考えていかないといけないとは思いますが、子どものチャンスが広がるのはいいですね。

新刊「子どもを慶應義塾諸学校に入れる」(田中貴)