地図を描く

普通部ではフィールドノートといって、生物や植物を観察しながらスケッチを描き、気がついたことをまとめる作業が課題として課せられます。

ある日、日吉の町を歩いていたら、普通部生が何人かずつグループになって何か調べ物をしているようでした。どうも地図を作っているようで、調べて記録をしていたようです。

こういう作業を、普通部はよくさせます。だからというわけでもないのでしょうが、やはりそういう作業の素養を見るような問題が出題されることがあります。最近はデジタルで地図を加工できるようになったので、国土地理院の2万5千分の1の地図を使った出題がいろいろな学校で目立つようになりました。ただ、元となる地図を作る作業とういうのも案外大事なのです。

とはいっても、なかなかそんな練習をするタイミングはないでしょう。そこで、自宅から最寄の駅までの地図を描かせてみてください。そうすると、子どもの素養がわかるでしょう。

勉強しなければいけないことがたくさんあるので、なかなか時間がないとは思うのですが、やはり出そうなところはやっておいた方がよい。先日のコンパスの話ではないですが、ちょっとやっておくだけで安心できることがあるものです。

私はよく冬期講習で、いろいろなスケッチの練習をさせました。たとえば稲の花とか、カイコの頭とか。なんとなく見て知っているとはいっても、実はなかなか描けないことは多いのです。全部を描けるようにするのは困難です。でも、いくつかやっておくと、気持ちの準備はできるので、本番であわてずに取り組めるでしょう。

要は入試のときにどんな問題が出てもあわてなければよいのです。ちょっと、やっておきましょう。

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